ポルトガルのポルトと言えばポルトワインですよね!
そこでポルトには1泊しか滞在できなかったのですが(実際は給油の大失敗のおかげで、24時間もいれなかった!)、その短い間を縫ってポルトワインのテイスティングをしてきましたので、その様子をご紹介します。
でもその前にちょっとハワイの今の状況をお知らせします。
昨日(9月13日(月))からハワイではレストランやバー、映画館やジムなどに入る際はワクチン接種完了の証明書を提示することが義務づけられました。ワクチン未接種の方は48時間以内に受けたテストでの陰性の結果を提示しなければなりません。
初日はかなりドタバタするのではないか?と予想されていましたが、大きなトラブルもなくスタートしたみたいです。ただ大方のレストランやバーのオーナーは「ロックダウンされるよりマシ」とこの規制に従っているのですが、納得いかないレストランオーナーもいて、罰金や営業停止覚悟で反対しているお店もあるようです。収容人数の50%に制限され、更にワクチン証明をチェックするための人員を雇わなければならないとなると、お店にとってはかなりの負担ですよね。とりあえず現在の予定では60日間実施とのことですが、新規感染者数がだいぶ落ちてきたので、早めに解除されることを願いたいです。
では、ポルトの話に戻ります。
ポルトと言えばポルトワインですよね。日本だと我々の世代は「赤玉ポートワイン」を思い出します。子供の頃、CMを見て「なんかおいしそう~」と思っていた記憶がありますが、なんと1907年からあったんですね。知らなかった~
しかも赤玉ポートワインは実はポルトのワインじゃなくて、スペインから輸入したもの。ポルトガル政府の抗議を受けて、名前を現在の赤玉パンチに変えたのだそうです。
赤玉ポートワインについて詳しい事を知りたい方は以下のWikipediaを参照ください。
そして、とうとうそのポルトワインの本場に来ました!
ポルトワイン自体はポルトのもっと内陸の方のワイナリーで作られており、できたワインは河口近くのドウロ川沿いのセラーに保管され、各地に船で送られていたのだそうです。
それでガイア地区のドウロ川沿いには上の地図にあるように、沢山のポルトワインのセラーがあります。
こちらはケープを着て、スパニッシュハットをかぶった男のロゴで有名なサンデマン。
お店はドウロ川沿いにあって、ここでテイスティングができます。ここのワインをお土産に買っている人が多いみたいで、サンデマンのロゴがついた紙袋を持っている観光客を沢山見かけました。
ワインセラーが沢山並んでいるドウロ川まではキュリオから歩いて15分くらい。
美しい街の景色や情緒を楽しみながらのんびり坂を下っていきます。
でも実はドウロ川まで行かなくても、ホテルの中でテイスティングが出来てしまうんです。
以前ご紹介したホテル内の素晴らしい庭をホテルの入口の方に向かって歩いていくと
こんな看板があります。WarehouseのWの文字が取れてしまっているのがご愛敬。
ワインセラーに向かう道の角にはこんな池があって和めます。
この道を進むと
こちらがホテルに併設されているQuinta da Boeiraのワインセラーです。今のボエイラガーデンはホテルがメインみたいになってますが、もともとはこっちのワインセラーがメイン。
入口のこの看板に従って奥に進みます。
ポルトのキュリオでワインテイスティング
ポルトガルのポルトにあるキュリオブランドのホテル「ボエイラ・ガーデン・ホテル」にはQuinta da Boeiraというワインセラーが同じ敷...
youtube#video
セラーに入っていく様子はビデオでどうぞ
セラー自体は大変こじんまりしています。
ポルトワインはイギリスが主な消費国だったそうです。昔はこんな船でポルトワインを運んだんでしょうね。
あれっ?大きな樽になにやら穴が開いています
これはやってみないわけにいきません。おじさんも早速やってみました
テイスティングにはこの倉庫を抜けて
こちらのカウンタ―でチェックインをします。
コロナのせいなのか、テーブルが少な目ですが、こちらがテイスティングルーム
テイスティングルームの戸棚に何種類かワインが並んでいて、ここから選んで飲めます。
お客様が他に全然いなかったので、マーケティングマネージャーの方が直々に説明してテイスティングさせてくれました。
かなりこってりとしたあま~いポルトワイン。ポルトワインはまだ糖分が残っている発酵途中にアルコール度数77度のブランデーを加えて酵母の働きを止めるのが特徴なんだそうです。アルコール度数は20度前後と通常のワインよりだいぶ高いので保存性がよく、一度封を切っても通常のワインのように劣化することがないそうです。
ポルトワインについてもっと知りたい方はこちらのWikipediaを参照ください。
とりあえず色んな種類を一通り飲ませてもらいました。
味的には昔、おばあちゃんが飲んでいた養命酒に似てる感じ(って言ったら怒られますよね)
でも甘いのでお酒が苦手な人には飲みやすいと思います。
ホテルのゲストはテイスティングは無料。でも散々飲ませてもらって、手ぶらで帰るのも気が引けて、こちらの赤のポルトワインを買いました。
またこんなポルトワインのセットもあるそうです。
「これ、どこかで見たな」と思ったらガーデンにある黄色いパレスの玄関の絵でした。
袋もボトルもかわいいのでお土産やプレゼント用に良さそうです♪
A YEAR IN PORT
尚、「ポルトワインについてもっと知りたいな」と言うオーナー様は"A year in Port"という映画がお勧めです。アマゾンプライム会員だと無料で観れますよ!
あと今回は入ることができなかったのですが、ホテルの部屋から見えた大きなワインボトルのオブジェ。実はこれ、ポルトワインのテイスティングルームなんだそうです。
ハワイに戻ったあと、ウエブサイトで色々探してみたらありました!5月~11月までは毎日オープンとなっています。でもさすがにボトル内はクローズドルームなので、パンデミック中はクローズしてたんでしょうね。
ボトル内はドウロ川に見立てられており、両サイドに川岸の景色の写真が貼られています。
そして真ん中に置かれたテーブルでテイスティング。透明の椅子がカッコイイ!
5種類飲ませてくれるのかな?次回行ったら是非ボトルの中でテイスティングしてみたいです。
今回訪れたQuinta da Boeiraのワイナリーについてもっと知りたい方は、こちらのウエブサイトをご覧ください(英語です)
https://www.quintadaboeira.pt/
ホテルの敷地内で素晴らしいポルトワインのテイスティングができるボエイラガーデンホテルのキュリオ。
是非、また戻ってきたいホテルの1つとなりました。ワイン好きのオーナー様に是非お勧めしたいホテルです。
次回はポルト半日観光の様子をご紹介します。
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