![]() |
よもぎだんご/さとう わきこ さく/福音館書店/1989年初版
よもぎだんごとあるので、よもぎがでてきますが、なずな、よめな、いたどり、つくし、のびる、せりなども。
つくしのはかまというのをはじめてしりました。
ばばばあちゃんが、つくしをまわしながら、指先ではかまをとります。
ころんだあとによもぎをもんで、くっつけてくすりのかわりに。
おばあちゃん(もしかするとおばあちゃんのおばあちゃんかも)の知恵がいっぱい盛り込まれています。
手際よく、よもぎだんごを作る様子もよくわかります。
作っただんごは、ばばばあちゃんの誕生日に、だんごづくりした子どもたちといっしょにいただきます。
なつかしい光景がひろがっています。
野の草を生活の中にうまく取り込んでいた少し昔。今は見向きもしなくなったものに、貴重な知恵も置き去りにしてしまっているのではないでしょうか。
自然と共生するという意味を再度考えさせてくれる絵本かなぁ・・。