むしさんどこいくの?/得田之久・さく/童心社/2006年初版
昆虫好きの小さな子には楽しい絵本。
てんとうむし、ちょうちょう、ばった、かぶとむし、ありとでてくる昆虫は少ないのですが、輪郭がきちんとえがかれています。特に目がいいです。
文は短く、リズミカルです。
てんとうむしは“トコトコどこいくの?”
ちょうちょうは“ひらりひらり どこいくの?”
ばったは“ぴょんぴょんぴょーん どこいくの?”
かぶとむしは“どっしんどっしん どこいくの?”
ありは“ちょこちょこ どこいくの?”
都会では、かぶとむしやばったを見る機会も少なくなっているのが残念ですが、蝶やありはまだまだいくらでも見られます。こんなところから昆虫に興味をもってくれたら、作者のねらいもいきてくるような気がします。