どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

もりのむしとのはらのむし

2014年08月29日 | 絵本(自然)

      もりのむしとのはらのむし/三芳悌吉作・絵  中根猛彦・監修/福音館書店/1966年初版 

 

 大分前の絵本なので、今は手に入りにくいかもしれません。

 題名通り、子どもの興味をひく森や野原の虫について、描かれていますが、少し専門的でとっつきにくいところもありそうです。
 しかし、いろいろな発見ができるのも、こうした絵本。
 
 ハチというのも面白い存在。
 かりゅうどばちというのは、竹筒などに、泥で小部屋をつくり、そのなかのクモにたまごをうみつけます。
 また、じがばちは、地面に穴をあけ、生け捕りにしたあおむしのおなかに、たまごをうみつけ、穴をうめます。
 (幼虫のえさにするためでしょうか。うまくできていますね)

 セミは、地中の中で7年ぐらい暮らしつづけるというのも長い。

 ちょうやとんぼ、かぶとむしなどもでてきます。よく注意すればまだまだ、さまざまな昆虫に出会えるのかもしれません。

 夏休み、NHKラジオの子ども科学電話相談によせられる質問や答えに、なるほどと思わせるものが多く、こちらも新しい発見をすることがたびたびあります。