どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

あさになったので まどをあけますよ

2015年11月15日 | 絵本(日本)
あさになったので まどをあけますよ  

    あさになったので まどをあけますよ/作・絵:荒井 良二/偕成社/2011年初版

 

 絵がどれも絵画のようです。

 たまたまEテレの日曜美術館でモネが紹介されていましたが、荒井さんがでて、モネによせる思いを語られていました。
 モネの作品は、中学校の美術の時間にみていた程度。
 たしかに、荒井さんの絵のタッチはモネ風のようでした。

 「あさになったので まどをあけますよ」というフレーズで、山、街、海、部屋の風景がみえます。
 どれも朝のすがすがしい風景です。

 本が出版されたのが2011年12月。3.11の大震災後ですから、作者のメッセージがこめられているのかもしれません。

 朝、希望と勇気をあたえてくれる時間です。

 明けない夜はありません。そんな時間を表現しているようです。