トット・ボトットとちいさなたてぶえ/ローラ・キャソン・作 アーノルド・ローベル・絵 こみやゆう・訳/好学社/2022年
おとうさんがかってきてくれたちいさなたてぶえ。トット・ボトットは、ジャングルの おくふかくまでいって、インドボダイジュのきのしたに すわり ぴーぴーひゃらりー ぴーひゃらりーとふえをふいて、「ともだち でてこい でてこいこい。でてきて ぼくと あそぼうよ!」と、いいました。
するとかえるが、けろけろっとなきながら やってきました。
ムクドリは ばさばさ とんできました。
ヘビたちも しゅるしゅるっと やってきて
マングース、クジャク、オウムからトカゲ、サルたち、こどものぞうまで。
そして、さいごにあらわれたのはトラ。
逃げ遅れたトット・ボトットは、インドボダイジュによじのぼって難を避け、トラがいなくなると たてぶえを もったまま、ヤシの葉でできた家へ。
すごく単純ですが、小さな子は、つぎになにがでてくるか興味をもてそう。トラもみんなと、遊びたかったのかな?
原著は1970年発行。インドボダイジュがでてきて、絵の建物はインド風。幼児向けですが動物の群れの描き方には、妥協がありません。