まじょのくに/油野誠一・作/福音館書店/2006年(初出1998年)
ビルの屋根にぶつかって ほうきの 柄を 折ってしまった まじょの ほうきを 直してあげたヒロミちゃん。
「わたしも つれてって」ヒロミちゃんは、おばあさんまじょの背中にしがみついて、まじょのくにへ。
まじょのくには、大きな木の上。家がぎっしり並び、お城の入り口は口のようで、塔の窓は目玉のよう。
大歓迎を受けたヒロミちゃん。魔法のほうきをもらい、こどもたちと 遊んだり 飛び回ったり。
ごちそうを 食べることになって、テーブルのごちそうを みると・・・。
気持ちが悪くなって、逃げ出したヒロミちゃんの後をコウモリの大群が 追いかけてきます。コウモリの大群を かきわけて やっと お家へ。
つぎの日、ヒロミちゃんは ほうきにまたがって とぼうとしますが・・・。
テーブルの上にならんでいたごちそうは、なに?。逃げ出すぐらいですから・・・。
ほうきをみると だれでもいちどは とべるかもしれないと またがってみた経験があるかも。
線が特徴的で、色の塗りも 線を生かすように 薄く塗られています。こどもまじょが、おおぜいでとびまわる場面、帽子が個性的です。