まいごになったソック/脚本・すとう あさえ 絵・松成 真理子/童心社/2011年
どんぐり拾いに行ったひろしくん。
枯葉の絨毯で遊ぼうと靴下を脱いだ拍子に、片方の靴下(ソック)を木の枝に ひっかけてしまいました。おうちにかえるころ、ひろしくんは、木の上のソックが見つからず、ママが心配するからと スックだけを持って、帰ってしまいました。
ひとり残されてソックのところへリスタとリスコがやってきて、下に おろしてくれました。リスたちは、ソックに どんどこ どんどこ どんぐりをいれ みこしがわりに わっしょい わっしょい えっさか ほっさか。
ソックみこしがわらい どんぐりも ぐりぐり わーらった。
くるみもいれ、ふゆのごちそう のじゅんびは 万端。ところが、ソックは相棒のスックのことを思い出し、悲しくなりますが リスタ、リスコも ソックの中に入って ぐっすり。
次の日、リスたちは、目立つように きれいな色の葉っぱでかざり、もとのところへ。おかげで、ソックは、ひろしくんと再会です。
落ち葉のころ読みたい紙芝居。「わっしょい わっしょい えっさか ほっさか」と、リズムも楽しめます。