どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

まいごになったソック

2023年04月01日 | 紙芝居

    まいごになったソック/脚本・すとう あさえ 絵・松成 真理子/童心社/2011年

 

 どんぐり拾いに行ったひろしくん。

 枯葉の絨毯で遊ぼうと靴下を脱いだ拍子に、片方の靴下(ソック)を木の枝に ひっかけてしまいました。おうちにかえるころ、ひろしくんは、木の上のソックが見つからず、ママが心配するからと スックだけを持って、帰ってしまいました。

 ひとり残されてソックのところへリスタとリスコがやってきて、下に おろしてくれました。リスたちは、ソックに どんどこ どんどこ どんぐりをいれ みこしがわりに わっしょい わっしょい えっさか ほっさか。

 ソックみこしがわらい どんぐりも ぐりぐり わーらった。

 くるみもいれ、ふゆのごちそう のじゅんびは 万端。ところが、ソックは相棒のスックのことを思い出し、悲しくなりますが リスタ、リスコも ソックの中に入って ぐっすり。

 次の日、リスたちは、目立つように きれいな色の葉っぱでかざり、もとのところへ。おかげで、ソックは、ひろしくんと再会です。

 

 落ち葉のころ読みたい紙芝居。「わっしょい わっしょい えっさか ほっさか」と、リズムも楽しめます。