ぼくは ふね/五味太郎/福音館書店/2024年
ちいさな船が けっこうきまま かなりきらくに 海を進んでいくと、じゃま! どけ!と 大きな船。
どこからきたの・・ どこへゆくの・・なにしているの・・むずかしいな・・
嵐?
ヘリコプターに助けられ とりあえず ありがとう おせわさま といったら どうやらすてられたようだ 地面の上。
「あのね きみ みずにうかんですすむことにこだわりすぎているんだよ」といわれ 地面をすすむと すすむすすむ!
やまにも のぼれる! はたけも いける! どこでも すすめる! どこへでも ゆける!
くらいところもゆける! もっととおくにも ゆけそうだな!
ぼくは ぼく ぼくは ふね。 あれこれいわれながらも ぼくは ぼく。自由に生きろ とでも いっているよう。
船は 水の上をすすむものという固定観念を 打ち破ってみれば?
五味流でいえば、作家は 家を作っても作家?・・
子どもは学校にいくのが当たり前と思っているのが そうでもなくなるのか?