どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

スヌークスさん一家

2024年11月07日 | 創作(外国)

   スヌークスさん一家(ウイリアムズ・作 松岡享子・訳/おはなしのろうそく2/東京子ども図書館/1973年)

 

 おやおや ろうそくを 吹き消すのも 一苦労のスヌークさん一家の話。

 スヌークさんの奥さんが、たまたま先にベッドに入ったので、ろうそくを消してくれるようスヌークさんにいいました。ところが困ったことに、スヌークさんは、下くちびるを上くちびるにかぶせなければ息がふけないでした。「ふッ・・ふッ!」 なんどもやってみますが、どうしてもだめです。それを見て、奥さんがろうそくを受け取り、ろうそくを吹き消しにかかりました。ところが困ったことに、奥さんは、上くちびるを、下くちびるにかぶせなければ息がふけないでした。ですから奥さんの息は、全部床のほうにいって、ろうそくは消えませんでした。
 そこで奥さんは息子のジョンをよんで、ろうそくをけしてくれるよういいました。困ったことに、ジョンは、口の右のはしからでなければ、息がふけないのです。ジョンの妹アンは、口の左からでなければ息がふけないのです。ですから、ろうそくを消すことができませんでした。

 ちょうどそのとき、下の通りを重々しい足音が、ゆっくりちかずいてきました。おまわりさんでした。おまわりさんにろうそくを消してくれるようたのむと、おまわりさんは、家に入ってきて、たった一吹きでろうそくを消してしまいました。

 おまわりさんが、階段をおりようとすると、階段は暗いので、おくさんが、ろうそくに火をつけ、階段を降り、おまわりさんを玄関まで見送りました。

 ジョンとアンが、じぶんのベッドにもどり、スヌークさんと奥さんもベッドにはいり、ろうそくを消そうとすると・・・・。

 

 どうなったか このあとが気になるところ。
 スヌークさんたち、ろうそくを消すのをあきらめてそのまま眠ったのでしょうか?


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