どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

ライラックどおりのおひるごはん、フレールヴィルのいちねん

2023年06月27日 | 絵本(外国)

    ライラックどおりのおひるごはん/フエリシタ・サラ・作 石津ちひろ・訳/BL出版/2022年

 

表紙の建物(ライラック通り10番地)から、何やら漂っています。

そう、各部屋で料理中のにおいです。

「みんなで たべたい せかいの レシピ」を、見開きに1つずつ、15種類。右に料理名と材料、レシピ。

サルモレホ(トマトの冷製スープ)は、イタリア

ワカモレ(アポガドのディップ)は、メキシコ

トマト・スパゲッテイは、イタリア

日本の親子どんぶりもあります。

この建物には、世界各国の住人が。年齢はさまざま。部屋の様子も興味深い。日本人のイシダさんは、背中に赤ちゃんをおぶって料理中。

最後に庭の大テーブルに料理をならべ、みんなでいただきます。料理で国際交流ができれば、争いはなくなります。

気になったのはライラック。この建物のとおりには、ライラックがありそうですが、それについてふれられていないのが残念。

 

  フレールヴィルのいちねん/フェリスタ・サラ・作 石津ちひろ・訳/BL出版/2023年

 

 フレールヴィルの町の中では、狭いながらも 各家庭で野菜や果物を育てています。

 各月ごとの野菜と、個人的はなじみのない各国の野菜のレシピも。

 四月はアスパラガス、レシピは、フランスのキッシュ。

 六月はサクランボ、フランスのクラフテイ。

 十一月は、カボチャ。レシピは、アメリカのバターナッツのケーキ。

 各家庭が、季節の野菜を楽しく育てながら おいしく調理しています。

 ベランダでのプランター栽培で、工夫すれば季節に合わせた野菜を育てることができます。

 

 「世界のレシピ」とありますが、ページの関係なのか 国が限定的なのは物足りません。

 季節のくだものと野菜、庭仕事のあれこれ、いろんな種、庭の道具なども紹介され自分もやってみたいと思わせます。

 前作同様、よくみるとさまざまな国の住人が、さりげなく描かれています。


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