ぼくの あかい ボール/イブ・スバング・オルセン ひしきあきら子・訳/BL出版/2017年
作者は、1972年国際アンデルセン賞画家賞を受賞したデンマークの絵本作家オルセン。
いつも一緒に遊んでいた赤いボール。ある日、ボールは いやになったのか ころころ転がって逃げ出しました。
ボールはバスのなかへ、公園に、パン屋、道路、交差点、八百屋、ニワトリ小屋、家、お城の中へ。行く先々で大騒動。そのたびに けられて また別の場所へ。
八百屋の野菜を ぐちゃぐちゃにし、ミックスサラダをつくります。ニワトリ小屋では、にわとりがびっくりして はんじゅくたまごを うみおとします。
公園の中では、掃除中のおじさんや8人の子どもに つぎつぎあたり、パン屋さんでは、こなも砂糖もぐっちゃぐっちゃ。つぎは なにがおこるか ?
街や人の様子が丁寧に描かれています。コペンハーゲンの街並みでしょうか。