どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

ふくろうのそめものや

2017年11月05日 | 絵本(昔話・日本)


    ふくろうのそめものや/山口 マオ・作絵/鈴木出版/2001年


 からすは、むかし真っ白でしたが・・・。

 森中の鳥たちが、ふくろうの染物屋にやってきて、好きな色に染めてもらっていたのをみたからすが、まけちゃならんと、ふくろうの染物屋に、すっとんで行きます。

 だれよりもきれいになりたいからすでしたが、ももいろ、あお、きいろ、あかといっているうちに、ふくろうがはらをたてて・・・・・。

 ふくろうの染物屋が閉店してしまって。


 松谷 みよ子さん作、和歌山 静子さんの絵で童心社からも出版されています。

 鶴の白、クジャクの色彩などどうしてこんな色なるか不思議なことだらけ。科学的には説明できるのでしょうが、ふと疑問をもつと世界が広がるかも。


    ふくろうのそめや/奥山 多恵子:文・絵/福音館書店/2008年

 きじ、おおるり、しじゅうから、みそさざい、いぬわし、かわせみなど鳥の色の特徴がよくでています。

 モノトーンのあとにカラーページが続いている構成に目をひかれました。

 ふくろうが夜行性の理由もありますが、どこの昔話でしょうか。

 そめものやといっても、筆をつかっているので、絵描きやさんかな。

 ふくろうさん、染料はどこから調達したのかおしえて!


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