どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

絵本東京大空襲

2020年04月01日 | 絵本(社会)

    絵本東京大空襲/早乙女勝元・作 おのざわ さんいち・絵/理論社/1983年第16刷

 

 1945年3月10日零時8分に江東区におとされた焼夷弾。空襲警報がおわったのは2時37分。

 100万人あまりが家を焼け出され、死者はおよそ10万人といわれる東京大空襲。

 早乙女さんが娘さんにかたりかける形で、その日、たくさんの焼死体をトラックで運んだという おのざわさんが絵をかかれています。

 川に公園、運河、橋の上が黒焦げの死体が、ぎっしりうめつくす光景。 

 これ以外にも戦争の惨禍は、いたるところにありますが、忘れてはいけないものの一つ。

 アメリカなりの理由があるのでしょうが、しかしだからといって無差別大量虐殺が許されるはずはありません。

 戦争のもたらす悲惨さを語り継ぐためにも、一度は読んでおきたい絵本です。


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