どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

へいわとせんそう

2022年10月21日 | 絵本(社会)

   へいわとせんそう/たにかわしゅんたろう・ぶん Noritake・え/ブロンズ/新社2019年

 

見開きのページに 「へいわ」と「せんそう」がならべられています。

背景は白。人物などは線画で、それだけで一目瞭然。

左の「へいわのチチ」は、こどもを背中に乗せてお馬さんの父、右の「せんそうのチチ」は銃を持つ兵隊姿の父。

左の「へいわのぎょうれつ」は、保育園の散歩。右の「せんそうのぎょうれつ」は、銃を持った兵隊が行進しています。

左の「へいわのまち」は、人々が行きかう町。右の「せんそうのまち」には、人が転がっています。

「せんそうのうみ」には、潜水艦の潜望鏡が顔をだしています。

 

「へいわ」と「せんそう」の対比をつうじて、違いがくっきりと浮かび上がり、小さい子にもストレートにつたわります。

そして、「みかたのかお てきのかお」「みかたのあさ てきのあさ」「みかたのあかちゃん てきのあかちゃん」は まったく同じで、いってみれば当たり前のことですが、それを壊すのが・・・。


この記事についてブログを書く
« 「あたまに かきのき」「あた... | トップ | ここが わたしの ねるところ »
最新の画像もっと見る

絵本(社会)」カテゴリの最新記事