選挙も一段落して、マスコミは取り上げる話題がないと、国連が2015年に定めたSDG‘s(持続可能な開発目標)に逃げていることが度々あるようです。17の主要な目的が掲げられ、貧困やジェンダー平等、飢餓などの話からエネルギー問題、経済成長や環境問題、気候変動など広範囲に及びます。
こんな広範囲な、全世界的なことは、到底当YHでは対応は不可能です。ただ宿泊と云う事業を行うに際して、最初に考えたのが「続けること」でした。ユースホステルは現状は少し異なるようですが、元々は青少年の健全育成の一環と云うお題目を掲げた宿泊施設です。直営や公営の施設では、そうしたお題目に対して予算が付き、YH運動を支援してくれていました。ただ当YHのような個人の施設では、補助金などは一切なく、経営を続けるためには自己努力に限られます。このため理想だけで始めても、当然長続きはしません。そのため第一目標が経営を維持継続できるかという点になります。
国連が掲げたSDG‘sでは、事業を継続する上で配慮すべきことなのでしょうが、大企業のような人的、資金的に余裕があれば、いろいろと対応も考えられるのでしょうが、こうしたことは言ってみれば経済活動に反することも多く含まれます。導入による経済的メリットがあるようなことだと、多くの人が導入を考えるでしょうし、そうしたことでないと普及は進みにくいでしょう。
そもそも、行政やマスコミがこうしたことを取り上げるのは、一過性のことが多く、警鐘を鳴らすのなら、鳴らし続けて欲しいものです。15年前に流行った「地産地消」という言葉も、今ではほとんど聞かなくなりました。
のち
一時
夕方より