先日来られたお客様と夕食後に話をしていたら、以前、雨の日の下校時に学校の前で傘を持たずに立っていた小学生がいたので、車を止めて声を掛けたら、遠くから親が慌てて走ってきたとのこと。少ししてそのお客様の所に警察が来て、職務質問を受けることになったと。お客様は小学生を心配して優しく声をかけただけなのにと憤慨していました。
昔なら当たり前の光景なのですが、今の時代、「親切」と考えるより前に「誘拐」と考えるのが当たり前になってきたのでしょうか。これだとヒッチハイクをしている人を親切で乗せても、後で誘拐されそうになったなんて口実で嵌められることもありそうで、あんまり親切心を出さない方がよい時代になってきたのでしょうか。
ん十年前という古い時代には、YHでは翌日乗せていってあげるとか、一緒に回ろうなんて話が当たり前に行われてきました。それが楽しみでもあったのですが、当YHを始める20年前には、お客様同士で話をするのなら良いのですが、YHの人間が、「この人を乗せて行ってあげて」とか、「一緒に廻れば?」などと声をかけ、その後事故などがあった場合、YHが勧めたとして問題になると云われました。
当YHでは、できるだけ性善説に基づいて経営しているつもりですが、世の中は、いつのまにか性悪説が原則になりつつあるのでしょうか。せちがらい世の中です。
時々のち
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