新米ペアレントの営業日誌・営業中

2005年3月1日に秋田県大仙市にオープンした大曲ユースホステルのペアレント(経営者)が日々の出来事を送ります。

消雪パイプの水は地下水

2024-12-17 22:01:17 | 季節

昨日からの降雪は今日の午前中まで続き、15日に20cmを切るまでに減ったものの今朝9時に40cmにまで降り積もりました。それでも午後には雪も止み、消雪パイプも一旦停止してみました。

この消雪パイプによる雪をとかす仕組み、なければここでの生活もかなり厳しいものになります。時々お客様に聞かれるのは、水道代はいくらかかるか?とのこと。この仕組みで使う水は、水道水ではなく、地下水をポンプで汲み上げたものを使っています。このため水道代はかかりません。また開所当初に導入した際に水道屋さんに聞いたら、凍結防止のため比較的地下の深いところに水道管が埋設されているとのことですが、流れてくる水の温度は一桁前半の水。このため水道水を撒いても雪はとけないとのこと。一方地下水は1年を通じて10~15℃あるとのことで、寒い日に消雪パイプを稼働させていると、モヤが発生するほどです。ただこの地下水は鉄分が多く含まれて、いわゆる金気臭い水で、付着すると臭いが着いたり、赤くなったりしますので、飲用はもちろん、風呂トイレなどの生活水としても使うことができず、少し残念です。

地下水で当YHで使用する量も限られていますので、無制限に使えそうなものですが、以前数日連続運転をしたら、水脈の底の方の泥を汲み上げて、駐車場に行く通路が泥だらけになるということがありましたので、止められる時には止めるようにしています。

また水道代はかかりませんが、汲み上げるポンプの電気代は必要で、ザクっと計算したところでは使用する頻度にもよりますが、月数千円程度かと。それでも除雪を依頼したらそれ以上の費用が掛かりますし、除雪機を購入しても、雪寄せをするという「作業」が必要になりますので、消雪パイプを稼働しておけば雪寄せの作業から解放されることになりますので欠かせないものです。

のち


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