昨日の地方紙で昨年閉館された秋田県北の秘湯、日景温泉が新たな経営者に移り、今年の11月頃には営業再開するとの記事がありました。東日本大震災以降、お客様の減少や設備の老朽化などから老舗温泉旅館や個性的な温泉宿の廃業が続く秋田県では、いいニュースです。
雪が少なかった秋田県南と違い、夜行列車が雪で動けなくなるほどの大雪もあった秋田県北で、管理が行き届かなかったため新たな雪の被害も出てしまったようですが、日景温泉のある大館市の結婚式場を行っている経営者が施設等を買収し、営業再開に舵を切ったとのこと。
日景温泉はお湯も良く、日本秘湯を守る会加盟温泉として温泉マニアにも人気のあった温泉宿。更に周囲の温泉も次々と閉鎖され、残っていたのは道の駅矢立に併設された温泉と、県を越えた青森県の古戸部温泉位になってしまい折角の温泉銀座が寂れていました。11月再開ということだと、車で出かけるには来年春以降になってしまいそうですが、是非また行きたい温泉です。変に近代化しずぎず、出来ればそのままの風情と湯使いを残して欲しいものです。(写真は数年前、営業中の日景温泉)時々
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天気予報ではまだ雪マークが残っていますが、横手測候所の雪もなくなり、家の周りもほとんど雪が消えたため、これから降ってもゼロからの積雪なので、大した積雪にはならないと判断し、建物北側の消雪パイプの撤去を行いました。ここから春の準備開始です。
本来ならここからエンジン全開となるのですが、今年は今一気力が充実しきれない感じです。長期滞在のお客様がいるのに風邪気味になってみたり、秋田に来て一番厳しい花粉症状態が出てみたりと、体調的にも万全ではない悲しい状態です。でも時間は待ってくれません。
少しずつ5月の連休の予約もお陰さまで入り始めてきました。それまでに春の支度をして、畑の準備をしてと体を動かすことも多くなってきますので、ダラダラとしている場合ではなくなりつつありますが、気持ちだけが焦ってしまいます。でも、ダメならやらなければいいか、と考えられるのが自営業の強さかも知れません。
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本日午後、田沢湖の乳頭温泉近くの源泉で、調査調整で入った作業の方がガスで倒れたとのこと。最初に流れたニュースでは「乳頭温泉郷で」となっていましたが、市の職員がも含まれるとのことで、乳頭温泉の源泉ではないなと。
というのは乳頭温泉郷の源泉は、それぞれの宿が所有しているため、市の職員が入ることは少ないのです。それに温泉のお湯が温度低下したための調査とのことで、先月田沢湖高原温泉郷に行った際に聞いた話と一致していたことから、田沢湖高原温泉郷の源泉井戸があるから吹湿原の市の所有する共同源泉だと、ピンと来ました。
10年近く前に同様の事故が湯沢市の泥湯温泉の駐車場で発生、観光で来られた家族が亡くなるという不幸な事故がありました。でも今回は、温泉関係の云わばプロの方々。事故に合われた方々には失礼かもしれませんがプロなればこその油断や慣れがあったのでしょうか。他人事と云わず、自戒したいと思います。のち
その後
名前はユースホステルですが、実際は団塊の世代やそれ以上の方も、多く泊まられます。地元でもヒートショックで老人が亡くなることがあるほどですので、都会から来られた方には一段と気温の変化が大きく感じられる可能性があります。
風呂には行政指導で非常ベルが付いていますが、トイレも密室。工事費用などかけず、低コストで維持費もかからないようにということで、紐を引けば大きな音が出る子供用の防犯ベルをぶら下げてみました。使われることがないことを祈るばかりですが、保険同様、気休め程度ですが、万が一の措置としてみました。
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気象台の観測では、本日の午後で、横手の積雪量がゼロになりました。遅くまで雪が残った昨年は今の時期、まだ積雪は140cmありました。過去10年ほどで見ると、この時期で雪がなくなった年も3回ほどありましたので、珍しいわけではありませんが、ここ数年残雪が続く年が多かったので、雪がなくなるというのは、体力的にも金銭的にも大助かりです。
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畑の雪ももう一声でなくなりそうで、そうなると5月の連休前をターゲットに畑作業の第一段階を始めることになりますし、その前に建物や植木などの雪囲いを撤去して、春本番を迎える準備を始めなくてはなりません。ただ週間予報では今度の日曜から寒の戻りがありそうなので、作業全般は、その後開始となりそうです。
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そこで問題があります。宿泊施設の大半が賑わっているとのことですが、残念ながらそれらの地域にはYHがほとんどなくなっているということです。石川県では金沢YHが閉館してしまい、能登半島に3軒あるだけ。富山県は更に酷く、1軒のみとなってしまっています。富山市や金沢市にYHがあれば、大騒ぎになるほどのお客さんでYHの宣伝にもなったのでしょうが、当地でYHを始めてわかったのですが、降雪地域でYHを通年営業で行うことは大変なことなのですが、それにしてもYHが多くの場所で減ってしまい、とても残念なことです。
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東北では評判の高いYHの一つで、多くの常連さんがついていたようで、当YHにも雲谷高原YHの行き帰りのお客様が寄られることがありました。お客様の減少の懸念もありますが、この話に接して痛感したのが、経営を続けるに当たって、代わりのいない状態でのリスクという点でした。
事故や突然の急病の際、サラリーマンなら電話一本でなんとかなりますし、連絡がなければ会社の同僚が異変を感じることが出来ます。でも自営業で少ない人数で経営している場合は、お客様にも大きな迷惑をかけてしまうことも考えられます。こうした経営的なリスクも、回避する方法を検討しないといけないことを感じました。当面出来るのは、健康管理をより一層厳しくするということでしょうか。
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3月中旬になり。雪どけも一気に進んできました。今日の横手の積雪は15cmにまで減少してきました。畑の半分以上で地面が出てきて、晴れると土の臭いがし始め、春を実感できるようになって来ました。今の時期、畑には越冬の株分けネギと食用菊の株が残っています。
越冬ネギはばっけ同様、雪がなくなるとともに活動開始となり、雪どけが早かった場所では、もうネギが起き上がり始めています。この調子だと5月の連休前には、越冬ネギも食用になりそうで、昨年秋に収穫して駐輪場に保存してある1年物のネギを早めに食べきってしまわないとならなくなりました。
お客様に大量に提供するわけにもいきませんので、ご安心ください。来月には畑の土お越しをした後に越冬ネギの植替えを行いますが、更に量が増えてしまうことになりますので、今年のきりたんぽではネギが少し多めに入るかもしれません。
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ここ秋田県では直接的な被害は無かったもののその後の風評被害はまだ続いており、マスコミが取上げないことや復興需要がない分、その落ち込みの回復には時間がかかっているようです。当YHでは、その傾向は外国人のお客様に典型的に出ており、昨年辺りから、桜の時期や冬のかまくら祭りには来て頂けるようにはなってきましたが、オフシーズンの外国人のお客様はまだほとんど見られない状況が続いており、政府主導のビジットジャパン政策は、何処吹く風といった感じです。
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秋田県の温泉本は今月末が使用期限で、その消化のため、今日は隣の横手市、雄物川の岸にある温泉施設、雄川荘に行ってきました。ここも当YHから車で30分前後で行ける温泉の一つですが、ここ何年かご無沙汰になっていました。
入浴料420円(温泉本で半額)。浴室には内風呂とサウナが一つずつで決して大きな施設ではありません。ナトリウム-塩化物泉で源泉51℃、pH8.0のアルカリ性のお湯をで加水、加温なし、循環、消毒ありで使用しています。
お湯は無色透明で薄っすらと消毒臭がしますが、味はしっかり塩味が感じられ、思っていたよりもお湯は悪くありませんでした。以前はこの隣に三吉山荘、えがおの丘と3つの公共の温泉施設が並ぶ不思議な場所でした。数年前に三吉山荘が閉鎖され2つになったためなのか、こちらの雄川荘はいつも入浴客がいるようです。一時
時々