日々

穏やかな日々を

体脂肪率高い人ほど効果 オキシトシンの脂肪抑制、福島医大研究

2017年09月03日 12時28分28秒 | 医療情報
体脂肪率高い人ほど効果 オキシトシンの脂肪抑制、福島医大研究
2017年8月30日 (水)配信福島民友新聞

 福島医大の前島裕子准教授、下村健寿教授らの研究グループは28日、肥満抑制効果があるとされるホルモン「オキシトシン」が、より体脂肪率の高い人ほど脂肪抑制に効果が高いとみられるとする研究結果を公表した。研究結果は17日付の英科学誌に掲載された。
 前島准教授、下村教授と高須クリニックのグループは、同ホルモンの脂肪抑制効果の有効性を検証するためマウスを使った動物実験を実施。
 高脂肪食を与えて太らせたマウス(体脂肪率約36%)と通常のマウス(同約10%)の皮下に道具を埋め込む方法で毎日一定量のオキシトシンを与えてマウスの体脂肪率を計測した。
 この結果、太ったマウスほど皮下脂肪が減少し、内臓脂肪の減少にも有効に働くことが確認されたという。通常のマウスへの効果は小さかった。
 前島准教授は福島民友新聞社の取材に対し「今回のマウスを使った研究でオキシトシンが有効な対象が確認できた。将来的に人の臨床応用の基礎データとして活用できるのではないか」としている。
 オキシトシンは母乳や出産の促進を促すホルモンとして知られ、近年は自閉症改善などにも効果があるとして臨床試験が進められている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

超高齢者に保険で700万円治療 命の重さと医療費膨張

2017年09月03日 12時24分44秒 | 医療情報
超高齢者に保険で700万円治療 命の重さと医療費膨張
2017年8月30日 (水)配信朝日新聞

 日本は世界に誇る長寿国となった一方、それが医療費を膨張させている。薬や医療機器の高額化も進むなか、高齢者への医療はどうあるべきなのか。

■余命短い超高齢者、どこまで施術?
 西日本のある病院に昨年末、90代後半の重症心不全の女性が運び込まれた。心臓から血液を全身に送るための弁が硬くなり、呼吸困難に陥った。本来なら胸を切って人工弁を埋める外科手術が必要だが、高齢過ぎて体力的に耐えられない。
 そこで、太ももの血管から細い管を通して人工心臓弁を届ける「経カテーテル的大動脈弁留置術(TAVI〈タビ〉)」という治療が行われた。体への負担が少ない最先端の技術で費用は700万円ほど。保険が利くので患者負担は少ないが、保険料や公費の負担は大きい。
 治療は成功して女性は無事に退院したが、その数カ月後に肺炎で亡くなった。治療を担当した医師は振り返る。「症状が悪化するまで畑仕事をしており、『もう一度元気になりたい』という思いが強かった。高齢になるほど肺炎や脳梗塞(こうそく)のリスクは高くなるが、発症するのか予測は難しい」
 TAVIは国内では2013年に保険適用され、8千例以上行われた。だが、比較的余命が短い「超高齢者」にどこまで使うのか、医療現場は模索している。
 北里大学では、95歳の患者まで対象としたことがある。阿古潤哉教授は「体力や認知能力などから適応をしっかり選んで実施している。国民皆保険がこのまま持つかどうか懸念はあるが、年齢だけで区切っていいのか難しい」と漏らす。
 TAVIの費用対効果は高いとされるが、合併症を起こす可能性が大きい高齢者には費用対効果が低いという海外の研究もある。TAVIの関連学会協議会の事務局を務める鳥飼慶・大阪大講師は「手術できない高齢者にとってTAVIは福音となる技術。ただ、超高齢者にどこまで適応をするかは、医療費の観点も含めて議論していく必要があるのではないか」と話す。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

美・BEAUTY:ヘッドマッサージ ツボ刺激、夏の疲労を回復

2017年09月03日 12時18分21秒 | 医療情報
美・BEAUTY:ヘッドマッサージ ツボ刺激、夏の疲労を回復
その他 2017年8月29日 (火)配信毎日新聞社

 夏も終盤。体には蒸し暑さや冷たい食べ物で、知らず知らずのうちに疲れがたまっている。自分で手軽にできる頭のマッサージで、身も心もすっきりしたい。
 「夏の終わりは疲れが出やすい時期です」。日本ヘッドセラピー協会(東京都新宿区)代表の西川聡さん(41)によると、寝苦しさから睡眠の質が落ちたり、汗をかいて脱水状態になったりする一方、水分を取り過ぎてむくむことも。頭を触ると分かるそうだ。
 西川さんは名門ホテルの理容室で修業後、2005年に協会を設立。理容師が習うマッサージをベースに顧客が喜ぶ反応を研究した独自のセラピーを広めてきた。
 頭のカッパのお皿に当たる部分は筋肉がなく自分では動かせないが、頭には数多くのツボがある。刺激することで、全身の血流をよくしたり副交感神経を活発にしたりして疲労回復が期待できるという。
 冷たい食べ物で疲れた胃腸を癒やすには、前髪の生え際に親指以外の4指を並べ、頭の正中線(体を左右対称に分けた時の中心線)に向けてぎゅっと10秒押し寄せる。力を抜く時はゆっくりと。指をずらし、両耳を結んだ線と正中線の交わる所にある万能とされる頭頂付近のツボ「百会(ひゃくえ)」に向かって同じように押していく。腕が疲れないよう机にひじをついてもいい=[1]。
 ポイントは指を立て、爪は立てない。髪をかきわけ指の腹で直接頭皮に触れる。呼吸は止めず、力は最大でも「痛気持(いたきも)ちいい」程度に。
 疲れでたるみが出た肌には、親指の付け根のふっくらした部分を左右の耳の上部に置き、2時、12時、10時の方向にそれぞれ10秒ずつ引き上げる=[2]。歯の「かみしめ」が続いた後の筋肉を緩める効果もあるという。
 オフィスでは消しゴム付きのペンを活用してもいい。鉛筆の持ち方で2本握り、ゴム部分で後頭部の頭と首の境目をまばらに突いていくと、強い日差しによる眼精疲労の緩和が期待できる=[3]。同じ場所を寝る前に刺激すると不眠改善に。横たわって指を立てた手を頭の下に片手ずつはさみ、頭の重みでツボを10秒押す=[4]。押すとへこむ頭皮用クッションブラシは手の力が弱くてもやりやすい。おでこの中心に当て、正中線に沿って後頭部まで真っすぐ引く=[5]。左右にずらし、同じように後頭部まで滑らせる。
 「場所を選ばないところがヘッドセラピーの利点。家族や友人同士でもやって、ゆったりとした時間を過ごしてほしい」と西川さんは勧める。
 オイルを使ってもいい。花やハーブの芳香成分を抽出した精油は香りの癒やし効果も期待できる。ハーブとアロマテラピー専門店「生活の木」のセラピスト、阿部しずか・原宿表参道店店長は「朝やれば活性化し夜やればリラックスできる。眠りも覚醒も助けてくれる」と話す。夏の疲れには涼やかなクールダウン系の精油がお薦め。ペパーミントやローズマリーは消化促進、ラベンダーは鎮静やリラックス効果があり、レモンは血行をよくして活力を与えてくれるという。自分が心地よいと感じる香りを選ぼう。
 頭に使う時は、化粧用のセサミオイル、オリーブ油、ツバキ油などベースオイル10ミリリットルに対し精油1滴(0・05ミリリットル)をブレンドし、500円玉大を手に取る。そのまま寝る時は少なめで。原液は絶対に直接肌につけない。市販されているアロマオイルの品質は多様で人工香料を使う物もあるので、天然精油を好む人は日本アロマ環境協会などの認定がついている物を選ぶといい。【稲田佳代】=次回は「食」です
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

投票ボタン

blogram投票ボタン