日々

穏やかな日々を

治らない腰痛…お尻のでっぱり部分を押すと痛むなら「上・中殿皮神経」原因か

2017年09月09日 23時24分09秒 | 医療情報
治らない腰痛…お尻のでっぱり部分を押すと痛むなら「上・中殿皮神経」原因か
2017年9月6日 (水)配信読売新聞

 神奈川県内に住む会社員の男性(22)は2014年冬、右脚や腰にしびれや痛みを感じた。痛み止めの薬などを処方されたが、同じ姿勢で長く座れないなどの症状が続いた。途方に暮れていた16年7月、横浜市立脳卒中・神経脊椎センター(横浜市)を紹介され、お尻を通る「中殿皮神経」が痛みの原因と判明。麻酔薬の注射と手術で痛みから解放された。(加納昭彦)
3か月以上続く痛み…慢性患者は2800万人
 厚生労働省によると、3か月以上痛みが続く慢性腰痛の患者は2800万人。腰痛の85%は原因がはっきりしない「非特異的腰痛」とのデータもあり、治らない腰痛に悩まされる人は多い。そうした中、同センター脊椎脊髄疾患センター長の青田洋一さんは、中殿皮神経の締め付けが原因のケースもあるとして新しい治療法を提唱している。
 中殿皮神経は、背骨とお尻の上部の皮膚を結んでいる。人によっては腸骨と仙骨を連結する靱帯を貫通したり、下をくぐり抜けたりする。その場合、神経が靱帯で締め付けられ、腰や脚の痛み、しびれの原因になることがあるという。疑われるのは、背骨の中心線から外側に約3・5センチ離れた、お尻のでっぱり部分を押すと痛みがある人だ。
 そこに麻酔薬を入れる「神経ブロック注射」で痛みがとれれば、中殿皮神経が原因と分かる。効果が長続きしない場合、靱帯の一部を切って神経の締め付けを弱める手術をする。切開はごく一部のため、患者の身体的なダメージは少ない。手術は「末梢神経剥離手術」として保険がきく。
 神奈川県の男性も16年7月から月1回通院し、「中殿皮神経」への注射を数回受けた。効果はあるが長続きしなかったため、全身麻酔による2時間弱の手術を受けたところ、1年以上悩まされた腰の痛みや脚のしびれはなくなった。男性は「楽になって助かった。腰痛で諦めていた車の運転が楽しみ」と語る。
腰痛患者の1割を占める
 このほか、この神経の少し上にある「上殿皮神経」という腰の表面を通る神経が、腰痛や脚の痛み、しびれを引き起こす場合もあるという。治療法は、基本的には中殿皮神経のケースと同じだ。
 青田さんが13~15年、同センターの腰痛患者1513人(平均年齢72歳)を分析したところ、9%にあたる129人が上・中殿皮神経の締め付けが原因と診断されていた。「上」が48人、「中」は26人で、「上」「中」両方は55人だった。このうち、手術をしたのは「上」は9人(19%)、「中」は7人(27%)、「上」「中」両方は12人(22%)で、痛みが起きてから1年未満の人の方が効果が大きかった。
治療法の普及が課題
 この治療を行う医療機関は増えつつあるが、全国的にはまだ少ない。実施医療機関の一つである京都大学病院(京都市)の藤林俊介さん(整形外科医)は「これらの神経は数ミリと細く、磁気共鳴画像(MRI)などでは診断できないためではないか」と指摘する。
 青田さんは「腰痛の1割が上・中殿皮神経の締め付けで起きていると考えられる。こうした細い神経が、腰痛の原因になる可能性があると知る整形外科医は多くない。この治療の利点を広めたい」と話している。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おたふくかぜ336人難聴 学会「ワクチン定期化を」

2017年09月09日 23時20分59秒 | 医療情報
おたふくかぜ336人難聴 学会「ワクチン定期化を」
2017年9月6日 (水)配信共同通信社

 おたふくかぜの合併症で難聴になった人が、2015、16年の2年間で少なくとも336人いることが6日、日本耳鼻咽喉科学会による初の全国調査で分かった。予防接種で防げた可能性があるとして、原則無料の定期接種の対象とするよう国に求める。
 学会が全国の医療機関を対象に調査し3536施設から回答を得た。336人が難聴になったと診断され、詳細が判明した314人の約8割に当たる261人が、日常生活に支障を来す高度難聴または重度難聴だった。両耳とも難聴となった14人のうち11人は、補聴器を使ったり人工内耳を埋め込んだりした。
 全体の約半数に当たる154人が5~10歳で、子どもが難聴になるケースが多かった。一方で子育て世代の30代も目立った。
 おたふくかぜはムンプスウイルスが原因で、耳の下の腫れや発熱が起こる。ワクチンはかつて混合ワクチンとして定期接種されたが、副作用が問題になり1993年に中止。その後はおたふくかぜワクチン単独の任意接種となった。接種率は3~4割程度にとどまる。
 学会は「先進国で定期接種でないのは日本だけだ。急に何も聞こえなくなって一生後遺症に苦しむ現実がある」として予防接種を勧めている。
 ※おたふくかぜ
 感染力が強いムンプスウイルスが原因の感染症。耳下腺の腫れや痛みのほか、発熱などの症状があり、患者は子どもに多い。治療は対症療法が中心となる。通常は1~2週間ほどで症状が軽くなる。感染しても症状が出ないことがある一方、無菌性髄膜炎や難聴などの合併症を起こすことがある。大人でも合併症が起こる。最近は2010年や16年に比較的大きな流行があった。飛沫(ひまつ)や接触で感染し、ワクチンが有効な予防手段とされる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エコノミークラス症候群 入院中に死亡8件 「足首動かして」 医療安全調査機構

2017年09月09日 23時18分25秒 | 事故事件訴訟
エコノミークラス症候群 入院中に死亡8件 「足首動かして」 医療安全調査機構
事故・訴訟 2017年9月6日 (水)配信毎日新聞社

 医療死亡事故を再発防止に生かす医療事故調査制度で、今年3月までに原因調査を終えた330件のうち、入院中にベッドで寝ていたことによる急性肺血栓塞栓(そくせん)症(エコノミークラス症候群)が原因のものが8件あったことが、第三者機関「日本医療安全調査機構」のまとめで分かった。同機構は、患者自身も予防に努めることが重要として、ベッド上で足首を動かすよう呼びかける「患者参加型」の提言をまとめた。【熊谷豪】
 同症は、血の塊(血栓)が肺の血管に詰まり、呼吸困難や動悸(どうき)を起こす病気。狭い機内や車内で同じ姿勢を長時間続けると発症することで知られる。
 機構の分析部会(部会長=佐藤徹・杏林大学教授)が8件の死亡事故の院内報告書を分析したところ、骨折(整形外科)や脳腫瘍摘出(脳神経外科)、統合失調症(精神科)など領域が広く、入院中に誰にでも起こりうるとして予防法を探った。
 医療現場では、圧力を加える医療用ストッキングの着用などの予防法が取られている。しかし、調査対象の中には骨折による痛みで着用できない例があった。また、初期の症状が「息苦しい」「胸が痛い」など他の病気と区別しにくく、重症化してからや死亡後の解剖で判明することが多い。
 このため部会は、医療従事者は、発症の可能性を認識するとともに、患者自身もリスクを知り、早い段階で気づくことがポイントだと判断。予防の効果を高めるため、患者自ら足首を動かすことを勧める提言をまとめた。機構の木村壮介・常務理事は「これまで突然起きる病気とみられていたが早期の特徴がある。患者は我慢しないで看護師らに伝えて」と呼びかけている。
 医療事故調査制度は2015年10月に始まり、すべての死亡事故について報告と、調査を義務づけている。
………………………………………………………………………………………………………
 ◇エコノミー症候群の特徴と予防法
・入院したベッドで、足の血の流れが悪くなり、血の塊ができやすくなる。その塊が肺の血管に詰まって、突然、呼吸困難などを起こす。
・予防には、足首を前後に動かして、ふくらはぎの血流を良くする。足の筋肉が動き、血の巡りが良くなる。
・息苦しさ、胸痛、動悸、足の痛みなど、いつもと違う症状があった時は、医師や看護師に伝える。
 (日本医療安全調査機構の資料から作成)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「迷信よりも法則を信じよう」

2017年09月09日 23時09分25秒 | 
07-25-17 Vol.762
【人生最適化メルマガ講座】
毎週6万人が読んでいる、人生最適化のヒント
----------------------------------------------------------------------------
★初めての方へ、

このメルマガでは、貴方にぴったりの幸せを探す
ちょっとしたヒントを、毎週お届けしています。

視点が増えると、人生の味わいが豊かになります。
時折でも、「そんな見方があるのか」と感じて頂く
ことがあれば幸いです。
----------------------------------------------------------------------------

こんにちは、
人生最適化スピリチュアルライフコーチの
礒 一明です。

引き続き日本からの配信です。

昨年から日本で家を借り始めているのですが、
お陰で日本での滞在がより快適になってきました。

ホテルも気晴らしにはいいのですが、
やはり生活となると拠点があると便利です。

特に私の場合は、
毎日さまざまなエクササイズをするため、
そのエクササイズ器具をかなりアメリカから持参して、
日本でも体調維持のエクササイズができるのが大きいです。

また、体調維持にアメリカで手に入りやすい
さまざまなオーガニック食品やサプリメントも、
時にスーツケースまるごと持ってきて、
日本にも常備しています。

これにより体調管理もよりやりやすくなりました。

では早速ですが、本日のトピックです。
「迷信よりも法則を信じよう」でしたね。

私たちは、人生うまくいかないことがあると、
つい、迷信を過剰に信じてしまいます。
また迷信を信じてうまくいくことがあると、
さらに迷信への信念が強くなります。

さて、私はですが、私は迷信と法則と分けて、
また、迷信の中には迷信でしかないものと、
そして、実際に多少真実味があるものに
分かれていますが、それら含めても、
私はより確実な法則の方を重視しています。

例えば小さな例からお話しますと、
私が子供の頃は霊柩車が通ったときには
爪を隠さないと魂を抜かれるという迷信が
広まっていました(笑)。

当時その話を信じた私は、
霊柩車が来る度に一生懸命爪を
隠していました(笑)
これなどは、迷信の中の迷信と言えるかもしれません。

人によっては、
占い師の方位学のアドバイスに従い
「この時期にはこれこれの方角に行かない」
というアドバイスをかなり厳密に守る人もいます。

その守りを破って行動すると終始おどおどしていたり、
そしてすべての行動をそうした方位学を基準に
決めるために行動が大幅に制限されてしまったり。

ここで法則のお話をしますと、
例えば原因と結果の法則があります。
何か行動をするとその原因にふさわしい結果が
現れるという法則です。ここでは、
仕込みをすればするほど収穫は増えていきます。
そして行動し失敗をするほど経験値は増していきます。

前者の方位学を信じて、結果、
行動が大きく制限される場合と、
後者の原因と結果の法則を信じて
とにかくどんどん行動して経験値を上げる場合、
私は後者の方のが結果を手にする確率が高い
と信じています。

それは、私自身の今のライフスタイルが
この法則を信じた結果で、
その結果に私はとても満足しています。
私は、方位学もまったく気にしていませんし、
神社仏閣、偶像崇拝のどれもしていません。
(ちなみに、崇拝も依存もしていませんが、
神社仏閣は大好きです。
そこに人生の結果を依存していないだけのお話です。
この神社でこれこれをしたらこういう結果が手に入る、
という信念を持っていないだけのお話です。
念のため)

ただ、ものを崇拝していないですが、
宇宙の仕組みは信じています。

もしあなたが、
さまざまな迷信に縛られて身動きが取れず、
かえって自由が奪われていると感じていたら、
こんなふうに自分自身を迷信の呪縛から
開放してみるのもいいかもしれません。

そこでもしスッキリしたとか、
自由になってワクワクすると感じたら、
その信念があなたには合っているのです。

自分に合った信念を選ぶことで
自分らしく生きることができます。
そして、自分らしく生きるところに必ず豊かさと幸せが
待っています。

こんな視点で迷信、
あるいは信念を見直してみてはいかがでしょうか。

では、本日は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございます。

礒 一明
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

加齢に伴う妊よう性低下、回復に道

2017年09月09日 12時53分04秒 | 医療情報
加齢に伴う妊よう性低下、回復に道
広島大、内分泌環境の改善処置により卵巣組織が脱繊維化し妊よう性も回復
QLifePro 医療ニュース2017年9月6日 (水)配信 産婦人科疾患

 広島大学は9月1日、加齢による妊よう性低下が、異常な内分泌環境による卵巣組織の繊維化に起因することを突き止め、薬剤による内分泌環境の改善処置が、卵巣組織の脱繊維化を誘導し、妊よう性も回復させることを明らかにしたと発表した。この研究は、同大学大学院生物圏科学研究科博士課程後期3年(日本学術振興会特別研究員)の梅原崇研究員、島田昌之教授、米Baylor College of MedicineのJoAnne S. Richards教授等の研究グループによるもの。研究成果は、「Aging Cell」オンライン版に掲載されている。
 体外受精を含む高度生殖補助医療において、40歳代では成績が低下することから、閉経前にホルモンバランスの異常だけでなく、卵巣機能そのものの低下が始まっていると考えられる。しかし、なぜ40歳を超えると急激に卵巣機能が低下するかはよくわかっていない。また、モデル動物の作製も生殖能力が低下するまでの長期間飼育する必要があることから、基礎研究の進展も不十分だった。これらのことから、内分泌環境の破綻と卵巣機能の低下との関係の解明、それに至った原因追求、および予防法の開発は進んでいなかった。
 研究グループは、モデルマウスを用い、加齢に伴う卵巣機能の低下原因の探索を実施。その結果、排卵回数の増加に伴ってステロイドホルモン産生細胞が蓄積し、それにより脳下垂体から恒常的に性腺刺激ホルモンが多量に分泌されること、この異常な内分泌環境が卵巣組織の繊維化を引き起こすことを明らかにした。さらに、卵巣組織の繊維化が卵胞発育を抑制し、卵巣機能を低下させることを明確化したという。
 また、血中の高LHと高FSHを改善する目的で、長期間のGnRH antagonist投与を行った。その結果、卵巣間質のステロイドホルモン産生が低下することで、卵巣間質が脱繊維化され、卵胞発育の再開と血中AMH値の改善だけでなく、卵巣刺激への応答も正常化された。さらに、交配試験により処置後3か月にわたり正常な妊よう性を示したという。
 今回の研究成果より、40歳以上の不妊患者で多く見られる「性腺刺激ホルモンの血中濃度が高値を示し、卵巣機能が低下したローレスポンダー症例」で、卵巣組織の脱繊維化を誘導することで、妊よう性を改善させる可能性が示唆されたとし、高齢女性の不妊治療への応用が期待できる、と研究グループは述べている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

投票ボタン

blogram投票ボタン