【9月4日放送】食べ物の栄養をムダにしない(秘)テク 主治医が見つかる診療所
テレビ 2017年9月5日 (火)配信Live on TV
9月4日(月) 20時00分~21時00分/7ch テレビ東京
ホカホカご飯に納豆は間違い? 知らないと損する栄養の摂り方
ホカホカご飯に納豆をかけると栄養が無駄になるなど、常識だと思っていた調理法で多くの栄養が無駄になる。そんな内容が話題を呼びベストセラーとなった「その調理、9割の栄養を捨ててます!」を書いた東京慈恵会医科大学附属病院の管理栄養士 赤石さんは入院患者約700人の栄養管理をしている。彼は現代人の食生活に危機が迫っているという。昔に比べホウレン草のビタミンC含有量などが減っているという。しかし成人女性の栄養素の摂取量は不足など、日本人は栄養が不足している。病院ではトマトはリコピンを取り込みやすいようにスープにしている。
赤石さんはサンマの脂は加熱でDHA・EPAの約50%が失われる、生で食べるのがお得、納豆はホカホカご飯にかけると栄養が無駄になると話す。戸越銀座商店街で街の人に聞くと普段の食べ方でもっとも多かったのは炊きたてご飯。ナットウキナーゼは70℃でほとんど働かなくなるという。納豆ご飯を食べるなら15秒かき混ぜた方がいい。
常識的な方法が間違っていた! 知らないと損する栄養の摂り方
秋津医院の秋津壽男院長は「調理の仕方で栄養素が増減する、できるだけロスが少ないやり方を勉強するのが大事だ」と話した。赤石栄養士が食材の栄養を逃がさない調理法を紹介。
栄養を逃がさないピーマンの切り方は縦に繊維が伸びていて栄養が詰まっているため縦切りがよい。他にも縦長の野菜は多く繊維も縦。またワタや種にピラジンなどが多く含まれているため取らない方がいい。丁宗鐵医師は「ピーマンのビタミンCは加熱してもほぼ壊れない、パプリカはビタミンCがピーマンの約3倍」、上山博康医師は「ビタミンCは表面だけ炒める分では壊れない、温野菜を見直すといい」とコメントした。
赤石栄養士はビタミンEが約4倍摂れるリンゴの切り方についてリンゴは輪切りにする、タネは食べないと説明した。ビタミンEは皮に4倍含まれている。またカリウムも約2倍摂ることができる。南雲吉則医師は「野菜や果物は皮ごと食べると病気の予防になる」と話した。ニンジンは皮ごと食べるとβカロテンが約2.5倍とれる。大根も多くの栄養素が皮に含まれている。キノコのうま味成分を約3倍に増やす方法とは?
栄養も美味しさもアップ 食材のカンタン保存法
栄養を無駄にしない食材選び&保存法を紹介。キノコは一回冷凍させて調理すると栄養が摂りやすい。エノキは冷凍するとキノコキトサンの吸収率がアップする。トマトは冷蔵庫に入れるとリコピンが半分以下に減ってしまうので常温保存がおすすめ。ヘタを下向きにする方が長持ちする。常温保存で追熟して完熟トマトになると食べごろ。他にもナスなどは常温保存がよい。白菜は成長点の芯を切り落として保存すると栄養がキープされる。水分が多すぎると早く痛む原因になる。レタスは成長点の茎につまようじを刺して保存すると栄養がキープできる。そしてラップやビニール袋で密封すると良い。茎を下向きに置くことがポイント。中山久徳医師がシイタケの栄養を10倍に増やす方法を紹介。天日干しでビタミンDが増えるという。食べる1時間前にカサを下にして干せば、ビタミンDが約10倍増える。
余り物で作っても美味しい 絶品のけんちん汁の秘密
栄養を逃がさず摂るための工夫が詰まっているのが精進料理。なかでも注目はけんちん汁。HAPPY COOKING 東京本校では生徒が野菜中心の食材を調理している。ここは精進料理をアレンジした料理教室で特徴は捨ててしまう部分の調理法。滋賀県立大学の田中敬子博士は「精進料理は栄養学的に見ても良い食事だ」と話す。先生は曹洞宗永福寺の高梨尚之和尚、20年以上精進料理を調理、食材を無駄にしない技を伝えている。余り物で作った絶品けんちん汁は小松菜の根などを使用、ポイントはなるべく細かく刻むこと。豆腐、ごま油と一緒に野菜を煮て昆布ダシを加えて、醤油を加えて完成。高梨和尚が作ったけんちん汁をスタジオで試食。中山医師は「野菜も皮ごと使い栄養価も高く美味しい」、姫野友美医師は「腸内環境を良くする食事としてよくできている」と話した。
テレビ 2017年9月5日 (火)配信Live on TV
9月4日(月) 20時00分~21時00分/7ch テレビ東京
ホカホカご飯に納豆は間違い? 知らないと損する栄養の摂り方
ホカホカご飯に納豆をかけると栄養が無駄になるなど、常識だと思っていた調理法で多くの栄養が無駄になる。そんな内容が話題を呼びベストセラーとなった「その調理、9割の栄養を捨ててます!」を書いた東京慈恵会医科大学附属病院の管理栄養士 赤石さんは入院患者約700人の栄養管理をしている。彼は現代人の食生活に危機が迫っているという。昔に比べホウレン草のビタミンC含有量などが減っているという。しかし成人女性の栄養素の摂取量は不足など、日本人は栄養が不足している。病院ではトマトはリコピンを取り込みやすいようにスープにしている。
赤石さんはサンマの脂は加熱でDHA・EPAの約50%が失われる、生で食べるのがお得、納豆はホカホカご飯にかけると栄養が無駄になると話す。戸越銀座商店街で街の人に聞くと普段の食べ方でもっとも多かったのは炊きたてご飯。ナットウキナーゼは70℃でほとんど働かなくなるという。納豆ご飯を食べるなら15秒かき混ぜた方がいい。
常識的な方法が間違っていた! 知らないと損する栄養の摂り方
秋津医院の秋津壽男院長は「調理の仕方で栄養素が増減する、できるだけロスが少ないやり方を勉強するのが大事だ」と話した。赤石栄養士が食材の栄養を逃がさない調理法を紹介。
栄養を逃がさないピーマンの切り方は縦に繊維が伸びていて栄養が詰まっているため縦切りがよい。他にも縦長の野菜は多く繊維も縦。またワタや種にピラジンなどが多く含まれているため取らない方がいい。丁宗鐵医師は「ピーマンのビタミンCは加熱してもほぼ壊れない、パプリカはビタミンCがピーマンの約3倍」、上山博康医師は「ビタミンCは表面だけ炒める分では壊れない、温野菜を見直すといい」とコメントした。
赤石栄養士はビタミンEが約4倍摂れるリンゴの切り方についてリンゴは輪切りにする、タネは食べないと説明した。ビタミンEは皮に4倍含まれている。またカリウムも約2倍摂ることができる。南雲吉則医師は「野菜や果物は皮ごと食べると病気の予防になる」と話した。ニンジンは皮ごと食べるとβカロテンが約2.5倍とれる。大根も多くの栄養素が皮に含まれている。キノコのうま味成分を約3倍に増やす方法とは?
栄養も美味しさもアップ 食材のカンタン保存法
栄養を無駄にしない食材選び&保存法を紹介。キノコは一回冷凍させて調理すると栄養が摂りやすい。エノキは冷凍するとキノコキトサンの吸収率がアップする。トマトは冷蔵庫に入れるとリコピンが半分以下に減ってしまうので常温保存がおすすめ。ヘタを下向きにする方が長持ちする。常温保存で追熟して完熟トマトになると食べごろ。他にもナスなどは常温保存がよい。白菜は成長点の芯を切り落として保存すると栄養がキープされる。水分が多すぎると早く痛む原因になる。レタスは成長点の茎につまようじを刺して保存すると栄養がキープできる。そしてラップやビニール袋で密封すると良い。茎を下向きに置くことがポイント。中山久徳医師がシイタケの栄養を10倍に増やす方法を紹介。天日干しでビタミンDが増えるという。食べる1時間前にカサを下にして干せば、ビタミンDが約10倍増える。
余り物で作っても美味しい 絶品のけんちん汁の秘密
栄養を逃がさず摂るための工夫が詰まっているのが精進料理。なかでも注目はけんちん汁。HAPPY COOKING 東京本校では生徒が野菜中心の食材を調理している。ここは精進料理をアレンジした料理教室で特徴は捨ててしまう部分の調理法。滋賀県立大学の田中敬子博士は「精進料理は栄養学的に見ても良い食事だ」と話す。先生は曹洞宗永福寺の高梨尚之和尚、20年以上精進料理を調理、食材を無駄にしない技を伝えている。余り物で作った絶品けんちん汁は小松菜の根などを使用、ポイントはなるべく細かく刻むこと。豆腐、ごま油と一緒に野菜を煮て昆布ダシを加えて、醤油を加えて完成。高梨和尚が作ったけんちん汁をスタジオで試食。中山医師は「野菜も皮ごと使い栄養価も高く美味しい」、姫野友美医師は「腸内環境を良くする食事としてよくできている」と話した。