医療ケア児支援に報酬加算 厚労省、受け皿拡大へ
2017年9月25日 (月)配信共同通信社
厚生労働省は22日、障害児向けデイサービスなどの事業所が、たんの吸引といった医療的なケアを必要とする子ども(医療的ケア児)を受け入れた場合、来年4月から看護師の配置などに応じて報酬を加算する方針を決めた。同日開いた有識者チームに考え方を示した。
現状では看護師の配置を評価する仕組みになっておらず、医療的ケア児が通える事業所は少ない。受け皿を拡大し、保護者の負担軽減にもつなげたい考えだ。
医療的ケア児は、胃に穴を開けてチューブで栄養を摂取する「胃ろう」やたんの吸引、人工呼吸器の装着などが必要な子ども。医療技術の進歩で新生児が救命される確率が高まったことで増加。全国に19歳以下で約1万7千人いると推計されている。
厚労省は酸素吸入や気管挿管など、ケアの内容ごとに点数化した上で、利用する子どもの人数や看護師の配置状況を踏まえて具体的な報酬額を決める。
厚労省の調査では、障害児の通所事業所のうち、医療的ケアを提供しているのは1~2割程度にとどまっている。
2017年9月25日 (月)配信共同通信社
厚生労働省は22日、障害児向けデイサービスなどの事業所が、たんの吸引といった医療的なケアを必要とする子ども(医療的ケア児)を受け入れた場合、来年4月から看護師の配置などに応じて報酬を加算する方針を決めた。同日開いた有識者チームに考え方を示した。
現状では看護師の配置を評価する仕組みになっておらず、医療的ケア児が通える事業所は少ない。受け皿を拡大し、保護者の負担軽減にもつなげたい考えだ。
医療的ケア児は、胃に穴を開けてチューブで栄養を摂取する「胃ろう」やたんの吸引、人工呼吸器の装着などが必要な子ども。医療技術の進歩で新生児が救命される確率が高まったことで増加。全国に19歳以下で約1万7千人いると推計されている。
厚労省は酸素吸入や気管挿管など、ケアの内容ごとに点数化した上で、利用する子どもの人数や看護師の配置状況を踏まえて具体的な報酬額を決める。
厚労省の調査では、障害児の通所事業所のうち、医療的ケアを提供しているのは1~2割程度にとどまっている。