脳神経疾患の啓発14年目 高知市のいずみの病院 患者向けに毎月勉強会
2018年1月19日 (金)配信高知新聞
脳卒中や認知症など脳神経疾患への理解を深めてもらう勉強会を、いずみの病院(高知市薊野北町2丁目)が2005年から続けている。医師らが毎月交代で講師を務め、同病院で治療を受けていない患者も参加できる。いずみの病院は「予防に役立ててほしい」としている。
勉強会は脳神経外科の清家真人副院長と、楠木司理事長が始め、それぞれの専門であるパーキンソン病と認知症をテーマにした講演を毎月交互に開催してきた。
2011年に「脳と神経の勉強会」と名前を変更。現在は古庵葉子・脳神経外科部長を含む3医師のほか、理学療法士や言語聴覚士らリハビリの専門職が講師に加わっている。テーマは最新の治療法や薬、リハビリ、認知症の人への対応など多岐にわたる。
1月の勉強会では清家副院長が「パーキンソン病 季節ごとのケア」と題し講演した。パーキンソン病は自律神経のバランスが崩れやすいことから「温度差への対応が必要」とし、「寒い季節は動作がゆっくりになる。運動量が低下しないように」などと生活での注意を呼び掛けた。参加者約50人の半数がいずみの病院を受診していない患者らで、メモを取りながら熱心に聞いていた。
勉強会は昨年、150回を超えた。同じテーマでの開催もあり、「正しい知識を繰り返し伝えることが予防につながる」と清家副院長。「専門知識を患者に分かりやすく説明することで、スタッフも勉強になる。患者や家族に役立つ会を続けたい」と話している。
開催は毎月第1金曜日が基本。2月は9日午後3時から、楠木理事長が海外の認知症対策を語る。無料で申し込みは不要。問い合わせはいずみの病院(088・826・5511)へ。
2018年1月19日 (金)配信高知新聞
脳卒中や認知症など脳神経疾患への理解を深めてもらう勉強会を、いずみの病院(高知市薊野北町2丁目)が2005年から続けている。医師らが毎月交代で講師を務め、同病院で治療を受けていない患者も参加できる。いずみの病院は「予防に役立ててほしい」としている。
勉強会は脳神経外科の清家真人副院長と、楠木司理事長が始め、それぞれの専門であるパーキンソン病と認知症をテーマにした講演を毎月交互に開催してきた。
2011年に「脳と神経の勉強会」と名前を変更。現在は古庵葉子・脳神経外科部長を含む3医師のほか、理学療法士や言語聴覚士らリハビリの専門職が講師に加わっている。テーマは最新の治療法や薬、リハビリ、認知症の人への対応など多岐にわたる。
1月の勉強会では清家副院長が「パーキンソン病 季節ごとのケア」と題し講演した。パーキンソン病は自律神経のバランスが崩れやすいことから「温度差への対応が必要」とし、「寒い季節は動作がゆっくりになる。運動量が低下しないように」などと生活での注意を呼び掛けた。参加者約50人の半数がいずみの病院を受診していない患者らで、メモを取りながら熱心に聞いていた。
勉強会は昨年、150回を超えた。同じテーマでの開催もあり、「正しい知識を繰り返し伝えることが予防につながる」と清家副院長。「専門知識を患者に分かりやすく説明することで、スタッフも勉強になる。患者や家族に役立つ会を続けたい」と話している。
開催は毎月第1金曜日が基本。2月は9日午後3時から、楠木理事長が海外の認知症対策を語る。無料で申し込みは不要。問い合わせはいずみの病院(088・826・5511)へ。