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150年の謎「麻酔、なぜ効く」? 宇都宮大の研究者ら、植物反応で仕組み発見

2018年01月14日 01時24分35秒 | 医療情報
150年の謎「麻酔、なぜ効く」? 宇都宮大の研究者ら、植物反応で仕組み発見
2018年1月11日 (木)配信下野新聞

 宇都宮大バイオサイエンス教育研究センターの陽川憲(ようかわけん)特任助教(37)と蔭西知子(かげにしともこ)研究員(38)を含む研究グループは10日までに、植物が麻酔にかかるメカニズムを発見した。食虫植物などの実験により、麻酔が効くと細胞の内外を隔てる「細胞膜」がかく乱され、外部の刺激に細胞が応答できなくなる、などと結論付けた。「なぜ生き物に麻酔が効くのか」。人類が麻酔を使い始めて150年以上たっても完全には解明されていないメカニズムを解く端緒になる可能性もあるという。
 2人は前任のドイツ・ボン大学にいた2015年、研究室の教授と共に研究に着手。チェコとイタリアの研究者の計7人で論文をまとめ、英国の国際植物科学誌「Annals of Botany」オンライン版に掲載された。
 実験では刺激に反応して動くハエトリグサやオジギソウに麻酔薬を投与し、効き始めると動きが鈍り次第に反応がなくなるのを確認。この状態を細胞レベルで解析し、「活動電位」と呼ばれる神経細胞に情報を伝える電気信号が消え、細胞膜の状態も通常とは異なることを発見した。活動電位は細胞膜上に生じる電位差で、動植物を問わず全ての細胞の生命活動に不可欠とされる。
 欧米の手術で麻酔が使われ始めたのは19世紀半ばだが、どのようなメカニズムで効くのかは今なお、はっきり分かっていない。陽川特任助教は「細胞レベルでは動物も植物も同じ構造。細胞膜や活動電位も共通する」と、解明につながることを期待する。
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【山梨】患者癒やすピアノの音

2018年01月14日 01時17分13秒 | 地域
【山梨】患者癒やすピアノの音
2018年1月11日 (木)配信山梨日日新聞

 甲府市後屋町のパート従業員木下夏衣さん(42)は、市立甲府病院で月に1、2回、ピアノの弾き語りのボランティアをしている。音楽を通じて患者の心を和ませようと、7年前から始めた。外来患者からは「病気の痛みや不安を一瞬忘れられた」と好評で、木下さんは「患者さんや家族の気持ちを少しでも癒やすことができたらうれしい」と話している。
 ピアノの弾き語りは、病院1階のエントランスホールで行っている。午後1時から約30分間、童謡をはじめ、その場にいる患者らの年齢層に合わせてアニメソングや昭和の歌謡曲など約10曲を披露している。
 木下さんはかつてジャズバンドを組んでいた経験があり、今は社会福祉施設でピアノの弾き語りを行っている。車いすの介助など病院ボランティアを募集する告知に、院内に置かれたピアノの写真が載っていたのを見て、「音楽を通じて病と闘う人の力になりたい」と自ら弾き語りのボランティアを病院に提案した。
 昨年12月26日は「富士山」「ふるさと」「川の流れのように」などの曲を披露した。演奏を聞いた南アルプス市小笠原の深沢大刀男さん(76)は「会計を待つ短い時間だったが気持ちが落ち着いた」と感想。北杜市小淵沢町の宮沢和子さん(63)は「病気で落ち込みがちの中、心地いい音楽を聞いて前向きになれた」と話した。
 5年前からは友人の中村園子さん(50)も活動に参加していて、中村さんは「時々曲をリクエストしてくれる人もいてやりがいを感じる」と話す。木下さんが月曜と火曜、中村さんが木曜と金曜を中心にそれぞれ月1、2回のペースで活動している。
 木下さんは「元気が出たと患者さんから声を掛けてもらうと張り合いになる。これからもほっとする時間を提供できるように続けていきたい」と話している。
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脂肪肝治療、共同研究へ iPS細胞活用横浜市大とDeNA子会社

2018年01月14日 01時13分41秒 | 医療情報
脂肪肝治療、共同研究へ iPS細胞活用横浜市大とDeNA子会社
2018年1月11日 (木)配信神奈川新聞

 横浜市立大学(横浜市金沢区)とIT大手ディー・エヌ・エー(DeNA)のヘルスケア子会社「DeNAライフサイエンス」(東京都)が、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を活用した「非アルコール性脂肪肝疾患」治療の共同研究に乗り出した。
 同疾患は、飲酒しなくても起きる脂肪肝で、肝硬変や肝臓がんなどにつながりやすいリスクが指摘される。自覚症状がないことが多いとされ、対策に不可欠な早期発見が難しい。同大によると、患者は日本人のおよそ1~3割とも言われ、増加傾向で推移しているという。
 共同研究では、DeNAライフサイエンスの会員向け遺伝子検査サービスを活用し、この病気に関連する遺伝子を持つ人から血液の提供を受ける。これを基に、横浜市大がiPS細胞を作製。さらに、病因解明などに用いる「ミニ肝臓」を構築して、早期発見の指標となる物質の把握や、治療薬の開発につなげる。iPS細胞を活用したミニ肝臓の構築技術は、同大医学群臓器再生医学の武部貴則准教授を中心とした研究グループが確立した。
 すでに、DeNAライフサイエンスが昨年末から、同疾患関連の遺伝情報の抽出作業を開始している。2017年度中に遺伝情報の解析やiPS細胞の作製を行い、18年度以降に生体内の肝臓に近い「ミニ肝臓」を用いた検証に着手する計画だ。
 武部准教授は「人を対象とした臨床研究は、個人で生活習慣が異なることが障害になり、ゲノム情報と疾患発症の因果関係の立証が極めて困難だった。しかし、共同研究ではiPS細胞により同じ培養条件下で疾患を再現できるため、因果関係を正確に検証できる」と期待する。
 高齢社会の課題解決や健康増進につながる先進的な研究開発事業を支援する横浜市の助成金約970万円の交付も決まっており、武部准教授は「重篤化する前段階で発見できる方法の確立を目指す。20年を目安に検証を進めたい」としている。
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血液抜いて中皮腫予防 ラットで確認、名古屋大

2018年01月14日 01時06分46秒 | 医療情報
血液抜いて中皮腫予防 ラットで確認、名古屋大
2018年1月12日 (金)配信共同通信社

 適切な量の血液を体外に排出する「瀉血(しゃけつ)」を行うことで中皮腫の発症に関与する体内の鉄分を減らし、予防などに役立つ可能性があることを、ラットを使った実験で確認したと、名古屋大の豊国伸哉(とよくに・しんや)教授(生体反応病理学)らの研究チームが11日、発表した。
 中皮腫は胸や腹部の臓器を覆う薄い膜にある中皮細胞のがん。ほとんどがアスベスト(石綿)の吸入が原因だが、早期診断が難しく、予防法の開発が課題になっている。豊国教授は「瀉血は安全で副作用が少ない。仕事でアスベストに触れた経験があるなど発症リスクが高い人たちの臨床試験につなげたい」と話している。
 豊国教授によると、鉄は成人の体内に4グラムほどあり、うち60%は赤血球で酸素を運ぶ役割があるタンパク質「ヘモグロビン」の構成成分。アスベストが鉄を吸着することなどで局所的に鉄が過剰になると、有害な活性酸素が発生しやすくなり、中皮腫の発症にも中心的な役割を果たしていると考えられるという。
 チームは、ラットの腹腔(ふくくう)内にアスベストを注射し、瀉血するグループとしないグループに分けて実験。瀉血するグループでは約1年にわたり、月4回の頻度で血液を排出した。その結果、瀉血したグループでは、しなかったグループよりも血液中の鉄の量が減り、生存期間が長くなった。できた腫瘍の重さも少なかったという。
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筋ジストロフィー:治療に期待 骨格筋幹細胞の培養成功 東京医科歯科大

2018年01月14日 01時02分26秒 | 医療情報
筋ジストロフィー:治療に期待 骨格筋幹細胞の培養成功 東京医科歯科大
2018年1月12日 (金)配信毎日新聞社

 特殊なたんぱく質を含む培養液で、骨格筋の幹細胞を培養することに成功したと、東京医科歯科大の赤沢智宏教授のチームが11日付米科学誌「ステムセル・リポーツ」で発表した。全身の筋力が低下する難病「筋ジストロフィー」など筋肉に関する病気の創薬や、治療法開発につながる成果だという。
 骨格筋の幹細胞は、骨格筋を構成する筋線維の表面にあり、体内で筋損傷が起こると、幹細胞が増殖して新しい筋肉へ成長し始める。幹細胞を体外へ取り出すとすぐに筋肉に成長してしまううえ、筋肉に成長してから体内に戻しても元の筋肉に根付かなかった。
 体外での幹細胞培養を目指していたチームは、筋線維の表面で幹細胞周辺に多く存在する三つのたんぱく質を特定。それらと分子構造が似ているたんぱく質などを使って幹細胞を培養すると、筋肉にならずに幹細胞のまま増殖させることができた。この方法で健康な成人から提供された幹細胞を培養し、筋ジストロフィーの症状を持つ免疫不全マウスに移植すると、マウス体内で筋肉の細胞へと成長することを確認できたという。
 実験を担当した東京医科歯科大大学院生の石井佳菜さんは「難病発症のメカニズムを解明し、創薬にもつなげたい」と話した。【荒木涼子】
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大阪精神医療センター:認知症予防、お笑いで 吉本興業とコラボ

2018年01月14日 01時00分33秒 | 地域
大阪精神医療センター:認知症予防、お笑いで 吉本興業とコラボ
2018年1月12日 (金)配信毎日新聞社

 大阪府立病院機構「大阪精神医療センター」(大阪府枚方市)は10日、吉本興業と枚方市と連携し、「笑い」を活用する認知症予防のプログラムを実施すると発表した。若手芸人が参加者とゲームをしたり、吉本新喜劇の座員が記憶力などを高めるミニコントを演じたりする。今月末から3月まで計4回予定し、笑いの効果を検証する。同センターは「認知症予防を身近に感じてもらいたい」と話している。
 昨年9月から同センターの認知症予防プログラムを受けている60歳以上の枚方市民約30人が参加する。二人三脚の足をティッシュペーパーで縛ってリレーする「二人そっと三脚」や、鈴の音を頼りにアイマスクを着けたゾンビが追いかける「ヒトゾン」などのゲームを若手芸人と楽しむ。
 吉本新喜劇の川畑泰史(やすし)座長ら座員が出演し、座員の服装が次々と替わる様子を見ながら替わった箇所を見つけるゲームや、うどん屋を舞台に客の複雑な注文を一緒に記憶するミニコントなども予定する。
 終了後に参加者の認知機能をテストして検証し、今夏には公表する予定。【藤顕一郎】
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終末期医療、自分らしい最期を 京都で病診連携システム始動

2018年01月14日 00時57分01秒 | 地域
終末期医療、自分らしい最期を 京都で病診連携システム始動
2018年1月12日 (金)配信京都新聞

 最期をどのように迎えたいかといった患者の情報をかかりつけ医と病院が共有し適切な処置につなげようと、京都府の宇治久世医師会が独自の「病診連携・あんしんカードシステム」に取り組んでいる。
 システムは、在宅療養中の人やがん末期患者などが対象。これまでにかかった病気や自宅での看取(みと)りに関する希望、本人・家族やかかりつけ医が望む急変時の搬送先の病院といった情報をカードに記載して医師会に登録。本人と関係医療機関が情報共有する。
 救急搬送時や受け入れた病院で、カードの情報を基に、本人の希望に沿った処置に役立てる。
 宇治久世医師会によると、高齢者の救急搬送が増えているが、積極的な治療が難しく、医師が本人の意思確認に悩むケースもあることから、昨夏から始めた。医師会は「地域で最期を迎えるための選択肢の一つとして役立ててほしい」と呼び掛ける。
 14日午後1時半から宇治市折居台の市文化センターで、市民向けの医療フォーラム「誰もがいつか迎える『その時』のために」を開き、あんしんカードシステムも紹介する。問い合わせは宇治久世医師会0774(24)1711。
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雪の中から蘇った水仙

2018年01月14日 00時32分31秒 | 草花
水仙が雪に埋もれて凍っていました。
切って部屋に入れると見事に蘇りました。
半透明になってほんとに凍っていたのにね、
すごい。
写真は蘇った花です。
良い香りをお部屋に放っています。
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