熱傷ケアで塗ってはならぬ4物質
米学会、傷跡のケアのヒントも提示
国際医学短信2017年11月1日 (水)配信 小児科疾患一般外科疾患整形外科疾患皮膚疾患救急
米国皮膚科学会(AAD)は10月10日、日常生活でI度熱傷を負った場合の家庭での正しい対処法について紹介した。患部に塗ってはならない4つの物質についても言及している。
日焼けも含めたI度熱傷は重度熱傷の場合とは違いたいていは家で対処できるが、かなりの痛みがあるうえ痕が残ることもあるので、正しい対処法を知っておくことが大切である。
AADが提唱する手順は以下の通り。
すぐに冷水や冷湿布を用いて患部を冷やし、痛みが引くまで10分ほど冷やし続ける
ワセリンを日に2‐3回塗る。他の軟膏や練り歯磨き、バターなどは感染を起こすおそれがあるため患部に塗らないこと。抗生物質を含む塗り薬も使わないこと
張り付かない滅菌済み包帯で患部を覆う。水泡ができたら潰さないようにして覆ったまま自然治癒を待つ
市販の鎮痛薬を使うことを考える。アセトアミノフェンやイブプロフェンには鎮痛・消炎作用がある
傷が治ったら、患部を日光に当てないよう日陰を歩くか、着衣で覆う、あるいは広域スペクトルの耐水性日焼け止め(SPF30以上)を使用するなどして気を配る。熱傷の赤みが数週間続いた場合にも傷跡が残りにくくなる
同学会はI度熱傷は通常、受診しなくても自然に治るが、I度でも熱傷が身体の広範囲にわたる場合や、乳児や高齢者が負った場合、またII度以上の熱傷が疑われる場合は、すぐに救急外来を受診するよう推奨している。
米学会、傷跡のケアのヒントも提示
国際医学短信2017年11月1日 (水)配信 小児科疾患一般外科疾患整形外科疾患皮膚疾患救急
米国皮膚科学会(AAD)は10月10日、日常生活でI度熱傷を負った場合の家庭での正しい対処法について紹介した。患部に塗ってはならない4つの物質についても言及している。
日焼けも含めたI度熱傷は重度熱傷の場合とは違いたいていは家で対処できるが、かなりの痛みがあるうえ痕が残ることもあるので、正しい対処法を知っておくことが大切である。
AADが提唱する手順は以下の通り。
すぐに冷水や冷湿布を用いて患部を冷やし、痛みが引くまで10分ほど冷やし続ける
ワセリンを日に2‐3回塗る。他の軟膏や練り歯磨き、バターなどは感染を起こすおそれがあるため患部に塗らないこと。抗生物質を含む塗り薬も使わないこと
張り付かない滅菌済み包帯で患部を覆う。水泡ができたら潰さないようにして覆ったまま自然治癒を待つ
市販の鎮痛薬を使うことを考える。アセトアミノフェンやイブプロフェンには鎮痛・消炎作用がある
傷が治ったら、患部を日光に当てないよう日陰を歩くか、着衣で覆う、あるいは広域スペクトルの耐水性日焼け止め(SPF30以上)を使用するなどして気を配る。熱傷の赤みが数週間続いた場合にも傷跡が残りにくくなる
同学会はI度熱傷は通常、受診しなくても自然に治るが、I度でも熱傷が身体の広範囲にわたる場合や、乳児や高齢者が負った場合、またII度以上の熱傷が疑われる場合は、すぐに救急外来を受診するよう推奨している。