日々

穏やかな日々を

老人ホームで91歳孤独死 職員、10日超気付かず 兵庫・明石市

2019年06月02日 21時59分54秒 | 介護福祉高齢者
老人ホームで91歳孤独死 職員、10日超気付かず 兵庫・明石市
2019年5月31日 (金)配信共同通信社

 兵庫県明石市の介護付き有料老人ホーム「パーマリィ・イン明石」の個室で暮らしていた男性(91)が5月22日に死亡しているのが見つかり、死後十数日経過していたことが31日、ホームへの取材で分かった。明石市は施設職員が孤独死に気付かなかった経緯を調べている。
 厚生労働省は31日、明石市に情報提供を要請。2012年に茨城県内の有料老人ホームでも孤独死があり、同省は自治体に事故の情報を速やかに提供するよう通知している。
 ホームや明石市によると、防犯カメラ映像から、男性は9日に買い物に出掛けた後は外出していない。22日午前、男性が2階にある部屋から出てこないことに事務職員が気付き、室内を確認して倒れているのを見つけた。医師の検案では死因不明だったが、10日ごろに死亡したという。
 男性は00年に妻と入居し、妻は04年に死亡。家族からは5月4日に「(男性の)体調が悪い」と伝えられていた。ただ、その後数日は何度も自転車で外出しており、職員らは男性の健康状態に問題はないと認識していたという。
 ホームは神戸市の会社が運営。約90室に約100人が入居しており、複数の介護スタッフが常駐。男性は医師の往診を受けなかったため、ホームは持病などを把握していなかった。食事提供や新聞購読、週1回の掃除といったサービスも受けておらず、安否確認する機会がなかった。
 二反田幸樹(にたんだ・こうき)支配人は「大変申し訳ない。部屋の出入りがあるかフロントの職員による確認を徹底して再発防止に努めたい」と話した。
 ※有料老人ホーム
 老人福祉法に基づく施設で、高齢の入居者に食事や介護、健康管理などのサービスを提供する。開設には自治体への届け出が必要。ホームの職員が介護保険サービスを提供する「介護付き」と、介護サービスは外部の事業者から受ける「住宅型」の大きく二つのタイプに分かれる。自治体や社会福祉法人が運営する特別養護老人ホームとは異なり、民間事業者による運営が多い。厚生労働省によると、2017年10月現在、全国に約1万4千カ所あり、定員は約52万人。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

島根大病院 手術支援ロボ「ダヴィンチ」直腸がんにも活用

2019年06月02日 21時44分57秒 | 地域
島根大病院 手術支援ロボ「ダヴィンチ」直腸がんにも活用
2019年5月31日 (金)配信山陰中央新報

 島根大医学部付属病院(出雲市塩冶町)が29日、手術支援ロボット「ダヴィンチ」による直腸がん手術を始めたと発表した。従来の腹腔(ふくくう)鏡手術に比べ、安全性と精度が高まるとしている。
 2012年度にダヴィンチを導入した島根大病院は前立腺がんや腎がんなどの手術に活用。1月以降、新たに直腸がん手術を4件実施した。10件に達した上で厚生労働省に認められれば、保険適用されるという。
 患部の映像を見ながら遠隔操作するアームには、速度や手ブレの制御機能があり、指先と同じような繊細な動きができる。施術に必要がない部分を傷つけにくく、合併症を防ぐといった利点があり、患者への負担が少ないとされる。
 会見した消化器総合外科の山本徹助教は「安全でより繊細な直腸がん手術を多くの患者に提供できるよう、研さんしていきたい」と話した。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

投票ボタン

blogram投票ボタン