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東京五輪の暑さ対策にダメ出し 水とお茶では「悪循環」

2019年06月20日 23時43分04秒 | 運動スポーツ
東京五輪の暑さ対策にダメ出し 水とお茶では「悪循環」
2019年6月20日 (木)配信朝日新聞

 2020年東京五輪で、大会組織委員会が考えているボランティア向けの暑さ対策に、国内競技団体(NF)が「ダメだし」する一幕があった。
 組織委は18日、62のNF代表者を集めて非公開の会議を開いた。出席者によると、今月下旬から本格的に始まるテスト大会で、ボランティアにお茶や水などのペットボトルと塩アメを配布する案を説明した。
 それに対し、ボクシングの代表者から「水やお茶では熱中症をより促進してしまう。スポーツドリンクなどを用意しなければ」との意見が出たという。場は静まりかえり、組織委は「検証します」と引き取ったという。
 ボクシングの代表者は「外で長時間作業するボランティアは汗で塩分が失われる。そこに水を飲んだら血中の塩分濃度がさらに薄まり、また汗が出て重ねて塩分が失われる悪循環。お茶は利尿効果もあってなおさらだ。塩アメだけなめても十分じゃない。重症者、死者が出たら大変だ」と主張する。別のNFの担当者は会議後、「暑熱対策は今の案ではまずいのはみんな分かっている。このままというわけにはいかないだろう」と危機感を口にした。
 組織委の担当者は「暑熱対策は重要課題と認識して、組織横断的に検討しているところ」。今月中にも対策案をまとめて、発表する予定という。(塩谷耕吾)
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ひきこもりと向き合う 家族への暴力をなくす解決策とは

2019年06月20日 23時28分57秒 | 事故事件訴訟
ひきこもりと向き合う 家族への暴力をなくす解決策とは
2019年6月20日 (木)配信朝日新聞

 ひきこもり状態にある人が、家庭内で暴力を振るうようになったとき、家族はどうすればいいのか。東京都練馬区で元事務次官が長男を殺害したとされる事件は、改めて問題の深刻さを突きつけました。しかし、20年以上、問題に向き合ってきた精神科医の斎藤環(たまき)筑波大教授は、「解決策はある」と言います。
■まず背景を理解する
 斎藤教授はまず暴力の背景を理解する必要性を訴える。暴力には「家族が刺激している暴力」と「慢性型の暴力」がある。前者は家族が本人の人格を否定したり、怠け者扱いしたりすることへの反発として起こる。「皮肉や嫌みを慢性的に言われ、否定的な言動で苦しめられている当事者は多い。やめれば暴力は収まります」
 一方、慢性型暴力は、家族が特に何もしなくても暴れ出す。本人は「自分の人生は価値がない」など否定的な思いを抱いて他責的になり、親に暴力をぶつけずにはいられなくなってしまう。
 「根源にある感情は『悲しみ』。本人も自分を責めていることを理解してください」
 暴力を収めるためには、本人の言葉に最後まで耳を傾ける必要がある。その上で、暴力には徹底拒否を貫く。我慢したり甘んじて受け入れたりすると暴力を助長しかねない。「暴力は嫌だ」とはっきり伝える。
■第三者にSOSを
 次に必要になるのが、問題を外部に「開示」することだ。
 まずは、他人を家に入れる。「家庭内暴力は第三者の目の前では起こらない」。警備会社のサービスやファイナンシャルプランナーの活用なども有効だ。
 それでも身の危険があるときは、覚悟を決め通報や避難を考える。ただ、いきなりではなく、予告しておく。通報は逮捕が目的ではないため、事前に警察に相談しておく。通常は警官が現場に駆けつける頃には暴力は収まっている。
 もう一つの方法が避難だ。短期賃貸マンションなどを確保し、避難したらすぐに「暴力が嫌だから逃げたが、あなたが嫌だからではない」と電話する。その後も毎日電話する。
 暴力が完全に収まるまでは帰らない。1、2週間後を目安に一時帰宅して何度か繰り返す。
 「大事なのは、暴力を振るわなくて済む環境を作ること。本人も暴力を好きでやっているわけではなく、やめる口実が欲しい。そのための『暴力の拒否』なんです」
 斎藤教授は言う。「自分の経験でしかないが、この方法でほとんどの暴力は収まっている実感がある。試してみる価値はあるんじゃないでしょうか」
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自動ブレーキ車限定免許を検討へ 政府が高齢事故防止策

2019年06月20日 09時50分04秒 | 
自動ブレーキ車限定免許を検討へ 政府が高齢事故防止策
2019年6月19日 (水)配信朝日新聞

 政府は18日、交通安全の緊急対策を関係閣僚会議で決めた。高齢運転者らの事故を防ぐため自動ブレーキを搭載する「安全運転サポート車」を普及させることに加え、タクシーの定額乗り放題の導入検討など、車に頼らなくても生活できる環境をつくる施策を盛り込んだ。
 東京・池袋で4月に高齢男性の車が暴走し、12人が死傷した事故を受け、高齢者の事故防止への取り組みをまとめた。免許を返納した高齢者が、区域や回数など条件の範囲内で乗り放題になる「定額タクシー」の導入を検討する。割安で利用できる「相乗りタクシー」も全国に広げる。
 また、自動ブレーキの国内基準をつくり、普及に向けて新車への搭載義務付けを検討する。こうした安全運転支援機能がある車に限定した免許制度をつくるための課題を整理し、年度内をめどに結論を出す。
 大津市で保育園児の列に車が突っ込み、16人が死傷した事故を受け、未就学児が集団で行動する場所の安全確保も進める。小学校周辺で登下校時間帯の速度制限や通行止めなどを設ける「スクールゾーン」に準じた「キッズゾーン」や、子どもたちを見守る「キッズガード」の導入も検討する。道幅が狭い生活道路でも使える速度違反自動取り締まり装置(オービス)を全国的に導入する。(及川綾子)
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受動喫煙対策、目標改善を 厚労省の事業レビュー

2019年06月20日 09時48分00秒 | 行政
受動喫煙対策、目標改善を 厚労省の事業レビュー
2019年6月19日 (水)配信共同通信社

 政府の無駄遣いをチェックする「行政事業レビュー」の外部有識者は18日、受動喫煙対策や糖尿病予防に取り組む厚生労働省の生活習慣に関する重点化事業について「適切な成果目標を設定するべきではないか」と指摘した上で、抜本的な改善を求めた。
 対象となったのは、受動喫煙をなくすための普及啓発活動や、糖尿病予防などの対策を進める自治体に補助金を出す事業で、2019年度で計8億9千万円の予算を計上している。
 現状では「受動喫煙の機会を有する者の割合を減少させる」などの目標を設定しているが、外部有識者は「こうした成果目標では、事業の効果は測定することができない」としている。
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