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長男「うるせえぶっ殺す」 事件当日、運動会の音に

2019年06月05日 23時45分59秒 | 事故事件訴訟
長男「うるせえぶっ殺す」 事件当日、運動会の音に
2019年6月4日 (火)配信共同通信社

 自宅で長男を包丁で刺したとして殺人未遂の疑いで逮捕された元農林水産事務次官の熊沢英昭(くまざわ・ひであき)容疑者(76)=東京都練馬区=が、事件当日に長男が近所の小学校であった運動会の音に「うるせえな、ぶっ殺してやるぞ」と言ったと説明していることが3日、捜査関係者への取材で分かった。
 熊沢容疑者が「川崎の20人殺傷事件を知り、長男が人に危害を加えるかもしれないとも思った」との趣旨の話をしていることが既に判明。死亡した長男英一郎(えいいちろう)さん(44)が、児童らを襲う恐れがあると考えて事件を起こした可能性があり、警視庁練馬署が経緯を調べている。
 練馬署によると、司法解剖の結果、刺し傷や切り傷が数十カ所あった。死因は、首の右側の切り傷による失血死だった。
 捜査関係者によると、熊沢容疑者の供述では、英一郎さんは中学2年のころから家庭内で暴力をしていた。最初は熊沢容疑者の妻に向けられていたが、その後、熊沢容疑者自身も被害を受けるようになったという。
 夫婦と別の場所に住んでいた英一郎さんは5月下旬から実家に戻った。熊沢容疑者は「身の危険を感じた」と話しており、同居後も英一郎さんが夫婦に対して暴力を振るっていたとみられる。
 練馬署は3日、殺人容疑で熊沢容疑者を送検した。
 事件は1日午後3時半ごろに発生。熊沢容疑者が「息子を刺し殺した」と自ら110番した。英一郎さんは、1階和室の布団の上に倒れた状態で見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。自宅からは英一郎さんのものとみられるゲーム機などが見つかった。
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