禁煙徹底 受動喫煙防止を 札幌でフォーラム、美唄では講演会
2019年6月13日 (木)配信北海道新聞
世界禁煙デー(5月31日)と禁煙週間(5月31日~6月6日)に合わせ、禁煙や受動喫煙防止を呼びかける催しが札幌、美唄の両市で開かれた。札幌の北海道禁煙フォーラムで日本禁煙学会の松崎道幸・北海道支部長が加熱式たばこの問題点を指摘。美唄市の健康づくり講演会では旭川医科大の西條泰明教授(公衆衛生学・疫学)が、美唄市が2016年7月に施行した受動喫煙防止条例の効果を検証した調査結果を発表した。
■加熱式たばこ「紙巻きの害に近い」 日本禁煙学会道支部長・松崎道幸氏
札幌駅前通地下歩行空間で開かれた北海道禁煙フォーラムで、道北勤医協旭川北医院院長で呼吸器内科医の松崎さんは加熱式たばこについて「紙巻きたばこと同様に葉タバコを使っている。燃やさないで熱を加えてニコチンを発生させている」と説明した。16年にテレビ番組で紹介されて一気に広まったことや「成人の数%、喫煙者の2割程度が使用」という国内の調査による推計を紹介した。
松崎さんは、加熱式たばこの問題点として(1)使用する本人に害がある(2)周囲の空気を汚す(3)禁煙を邪魔する(4)子どもの喫煙を促進する―の四つを挙げた。国内外の調査データを交えて解説した。
2019年6月13日 (木)配信北海道新聞
世界禁煙デー(5月31日)と禁煙週間(5月31日~6月6日)に合わせ、禁煙や受動喫煙防止を呼びかける催しが札幌、美唄の両市で開かれた。札幌の北海道禁煙フォーラムで日本禁煙学会の松崎道幸・北海道支部長が加熱式たばこの問題点を指摘。美唄市の健康づくり講演会では旭川医科大の西條泰明教授(公衆衛生学・疫学)が、美唄市が2016年7月に施行した受動喫煙防止条例の効果を検証した調査結果を発表した。
■加熱式たばこ「紙巻きの害に近い」 日本禁煙学会道支部長・松崎道幸氏
札幌駅前通地下歩行空間で開かれた北海道禁煙フォーラムで、道北勤医協旭川北医院院長で呼吸器内科医の松崎さんは加熱式たばこについて「紙巻きたばこと同様に葉タバコを使っている。燃やさないで熱を加えてニコチンを発生させている」と説明した。16年にテレビ番組で紹介されて一気に広まったことや「成人の数%、喫煙者の2割程度が使用」という国内の調査による推計を紹介した。
松崎さんは、加熱式たばこの問題点として(1)使用する本人に害がある(2)周囲の空気を汚す(3)禁煙を邪魔する(4)子どもの喫煙を促進する―の四つを挙げた。国内外の調査データを交えて解説した。