日々

穏やかな日々を

禁煙徹底 受動喫煙防止を 札幌でフォーラム、美唄では講演会

2019年06月14日 22時53分09秒 | タバコ
禁煙徹底 受動喫煙防止を 札幌でフォーラム、美唄では講演会
2019年6月13日 (木)配信北海道新聞

 世界禁煙デー(5月31日)と禁煙週間(5月31日~6月6日)に合わせ、禁煙や受動喫煙防止を呼びかける催しが札幌、美唄の両市で開かれた。札幌の北海道禁煙フォーラムで日本禁煙学会の松崎道幸・北海道支部長が加熱式たばこの問題点を指摘。美唄市の健康づくり講演会では旭川医科大の西條泰明教授(公衆衛生学・疫学)が、美唄市が2016年7月に施行した受動喫煙防止条例の効果を検証した調査結果を発表した。
■加熱式たばこ「紙巻きの害に近い」 日本禁煙学会道支部長・松崎道幸氏
 札幌駅前通地下歩行空間で開かれた北海道禁煙フォーラムで、道北勤医協旭川北医院院長で呼吸器内科医の松崎さんは加熱式たばこについて「紙巻きたばこと同様に葉タバコを使っている。燃やさないで熱を加えてニコチンを発生させている」と説明した。16年にテレビ番組で紹介されて一気に広まったことや「成人の数%、喫煙者の2割程度が使用」という国内の調査による推計を紹介した。
 松崎さんは、加熱式たばこの問題点として(1)使用する本人に害がある(2)周囲の空気を汚す(3)禁煙を邪魔する(4)子どもの喫煙を促進する―の四つを挙げた。国内外の調査データを交えて解説した。
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心臓修復パッチ使い手術、経過良好 福井経編興業など、実用化へ一歩

2019年06月14日 22時48分14秒 | 医療情報
心臓修復パッチ使い手術、経過良好 福井経編興業など、実用化へ一歩
2019年6月13日 (木)配信福井新聞

 ニット生地製造の福井経編興業(フクイタテアミ、本社福井県福井市西開発3丁目、高木義秀社長)は6月11日、実用化を目指している心臓修復パッチの臨床試験を開始したと発表した。5月に生後4カ月の乳児に心臓修復パッチを使った手術を実施、経過は良好で6月6日に退院した。今後、臨床試験を重ねて安全性などに問題がないかを実証していく。2022年の薬事申請を目指す考えで、実用化に向けて大きな一歩を踏み出した。
 心臓や心臓血管手術に使用される修復パッチは、同社と大阪医科大、帝人が共同で開発に携わり、直木賞作家池井戸潤さんの小説「下町ロケット2 ガウディ計画」のモデルになった。糸の配列と編み組織の組み合わせなどに工夫を重ねた特殊な生地で、従来品に比べ高い強度と伸長性を兼ね備えている。成長に伴って心臓が大きくなる子どもに適しており、再手術のリスクを低減できるという。
 初の臨床試験は5月27日、岡山大病院で心室中隔欠損症を患う乳児に対して行われた。大阪医科大によると、同欠損症は右心室と左心室を隔てる「心室中隔」という筋肉の壁に穴が開いている先天性の疾患で、手術では修復パッチを壁代わりにして穴をふさいだ。手術後の経過は良好で、乳児は今月6日に退院。今後は外来で経過観察するという。
 今回の手術も含め、臨床試験を30件実施して安全性などを確かめてから薬事申請に移る。修復パッチの開発事業は、厚生労働省の「先駆け審査指定制度」の対象に指定されていることから、薬事申請後の審査などで優先的に取り扱われる。これによって審査期間の短縮や早期の販売開始を見込んでいる。福井経編興業の高木社長は初の臨床試験について「我々の素材を使うことを理解してくれたお子さんのご両親に感謝したい。実用化されれば、子どもの身体的負担や親の経済的負担を軽減できるようになる。実績を積んで1日も早く販売できるよう努力したい」と話している。
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膵がん治験費2日で1千万 ネット募集に600人寄付

2019年06月14日 22時40分44秒 | 地域
膵がん治験費2日で1千万 ネット募集に600人寄付
2019年6月13日 (木)配信共同通信社

 治療が困難な膵臓(すいぞう)がんに対する薬剤の有効性や安全性を調べる治験費用の調達を、インターネットで資金を募るクラウドファンディングで進めていた関西医科大(大阪府枚方市)は12日、寄付が目標の1千万円を超えたと明らかにした。10日に企画を発表していた。
 同医科大やクラウドファンディング運営会社によると、10日午前に開始し、11日深夜に目標額を達成、この間600人以上から寄付があり、多くが関西から。「妻が膵がんと診断されたが治療が進まない。患者が希望を持てるよう頑張って」(兵庫県の男性)、「私と同じ膵がんの仲間のため研究を続けてほしい」(福岡県の女性)、「父を膵がんで亡くした。治療法の確立を願う」(大阪府の女性)などの応援メッセージも寄せられた。
 里井壮平(さとい・そうへい)教授らは、死亡率の高い膵がんの中でも特に治療が困難な腹膜(内臓を包む膜)に転移したケースに対し2種類の薬剤を使う手法を開発。保険適用を目指し治験を計画したが、国の補助金が確保できないなど資金調達が難航していた。
 今後も続け、次の目標を2500万円に設定し、治験のデータ管理などに必要な費用に充てる。
 里井教授は12日「達成できるのか不安だったが、ご支援と心に響く応援に大きく勇気をもらった」とコメントを出した。
 11日には、大阪府三島救命救急センター(高槻市)が、組織の運営資金を募るクラウドファンディングの開始7日目で目標の2千万円を達成したと明らかにした。
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認知症予防:「ポリフェノール、効果」 健康科学大講師ら /山梨

2019年06月14日 22時36分57秒 | 地域
認知症予防:「ポリフェノール、効果」 健康科学大講師ら /山梨
2019年6月13日 (木)配信毎日新聞社

 健康科学大(富士河口湖町)の田中将志講師(45)らの研究チームは、ポリフェノールの一種「タキシフォリン」が認知症予防に役立つ可能性があると発表した。マウスで実験し、治療や予防法開発につながることが期待できるという。成果は米学術誌のオンライン版に掲載された。
 研究は、国立病院機構・京都医療センター、国立循環器病研究センターと共同で行った。田中講師によると、マウスにタキシフォリンを飲ませたところ、認知症を引き起こすたんぱく質「アミロイドβ」や、脳の炎症の一因となる活性酸素などの脳内での生産が抑制されたという。
 タキシフォリンは、シベリアカラマツやアザミ、タマネギ、ブドウなどに含まれる。田中講師は「タキシフォリンが脳内でダイナミックな変化を起こすことが分かった。実験では認知症予防の効果が認められた。新しい薬品の開発などにつながることを期待したい」と話した。【野呂賢治】
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くちなしの花

2019年06月14日 22時25分00秒 | 行政
クチナシの花が咲くと
梅雨って感じる
我が家でも、南側に数個咲き出す。
この写真は、北側の、いまにも開く直前の花。
濃い緑の葉っぱに

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救急車の逆「ホスピスカー」 在宅患者の元へ医師が急行

2019年06月14日 22時24分18秒 | 地域
救急車の逆「ホスピスカー」 在宅患者の元へ医師が急行
2019年6月13日 (木)配信朝日新聞

 救急車とは逆に、医療機関から医師を患者の自宅へ運ぶ緊急往診車ホスピスカーの運用が、全国で徐々に広まっている。「自宅で最期を迎えたい」と末期がんなどで在宅療養している人たちの容体急変に対応するためで、5月には埼玉県毛呂山町にある埼玉医科大グループの在宅療養支援診療所が、県内第1号の運用を始めた。
 ホスピスカーは2009年の道路交通法施行令の改正で緊急自動車に加えられた。警察庁によると11年10月に5県5台だったが、16年6月末には14府県で15台が登録されている。
 県内初のホスピスカーは、同診療所がある「くらしワンストップ MORO HAPPINESS館」前に止まる白色のトヨタ・ヴィッツ。ふだんは訪問巡回診療に使われており、在宅患者の容体急変の報を受けると、覆面パトカーのように赤色灯を装着してサイレンを鳴らし、現場へ向かう。特に固有の車内装備はなく、往診内容に応じて医療器具や薬品を積み込む。
 越生町や坂戸市など4市3町の、同館から半径16キロが運用範囲だ。末期がんのほか、認知症や寝たきり、難病、高齢などで症状が重く病院へ運べない人や自宅療養を希望する人のうち同館の訪問診療を受けている人が対象で、現在は約30人。
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チェリーセイジの花がまた賑やかに

2019年06月14日 22時19分19秒 | 草花
春、しきりに咲いたチェリーセイジが
しばらく少なくなって
また鮮やかに咲き出した。
挿し木した枝も、30㎝になって、花が来ているよ
その花です。

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DNA保管「違憲」と提訴 抹消求め、名古屋の女性

2019年06月14日 22時18分26秒 | 事故事件訴訟
DNA保管「違憲」と提訴 抹消求め、名古屋の女性
2019年6月13日 (木)配信共同通信社

 取り調べを受けた際に採取されたDNAデータなどを捜査終了後も警察が法的根拠なく保管しているのはプライバシーを侵害しており、憲法に違反するなどとして、名古屋市の50代の女性が13日、国にデータや指紋の抹消と慰謝料150万円を求め名古屋地裁に提訴した。
 採取したDNAデータは、警察庁が国家公安委員会規則に基づき管理保管。昨年末時点で約121万件分が登録されている。登録された人が死亡したり、必要がなくなったりすると抹消されるが、運用基準を定めた法律はない。
 代理人によると、DNAデータを巡り、採取方法の違法性を主張したり、抹消を求めたりする訴訟はあったが、保管の違憲性を問う訴訟は異例という。
 訴状によると、女性は2014年7月、行方不明になった犬の情報を求めるチラシを電柱に張ったとして市屋外広告物条例違反の疑いで愛知県警の取り調べを受け、8月に指紋とDNAを採取された。
 女性は同容疑で書類送検され、その後不起訴となった。DNAデータを消すよう求めたが、県警から抹消したとの連絡はないとしている。
 その上で「捜査終了後も将来の犯罪捜査目的でデータを保管するには別に法的根拠が必要だ」とし、プライバシーの権利を保障する憲法13条に違反すると主張している。
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入院中の子どもに笑顔 栃木・壬生の獨協医大病院、ビーズ使っておもちゃ作り

2019年06月14日 22時16分07秒 | 地域
入院中の子どもに笑顔 栃木・壬生の獨協医大病院、ビーズ使っておもちゃ作り
2019年6月13日 (木)配信下野新聞

 【壬生】おもちゃのまち地区の活性化を目的とする若手有志の団体「おもちゃのまち遊々創生ワーキング」(小林信作(こばやししんさく)会長)は、北小林の獨協医大病院とちぎ子ども医療センターで、同病院に入院中の子どもを対象とする「おもちゃのまちDEおもちゃづくり事業」を初めて開いた。
 同団体は2018年7月、町の呼び掛けに応じた同地区の住民らで結成し、現在会員22人。同病院に入院している子どもたちに「おもちゃのまちにある病院らしい体験をさせたい」と考え、おもちゃ作り企画を考案した。同団体メンバーで、同大職員の深谷昌隆(ふかやまさたか)さん(40)が仲介した。
 この日は温めると溶けるアイロンビーズを使ったキーホルダー作りなどを実施した。入院中の子どもたち15人ほどが参加。カラフルなビーズを組み合わせ、人気アニメのキャラクターなどのキーホルダーを作った。坂本琉維(さかもとるい)ちゃん(5)は「難しかったけど、面白かった」と笑顔を浮かべた。
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県内高齢者の免許返納急増 池袋暴走事故影響か

2019年06月14日 22時13分58秒 | 地域
県内高齢者の免許返納急増 池袋暴走事故影響か
2019年6月13日 (木)配信山口新聞

 4月19日に東京・池袋で乗用車が暴走し母子2人が死亡した事故以降、県内でも高齢者の運転免許証の自主返納が相次いでいる。県警は運転に不安を抱える高齢ドライバーに家族や警察への相談を呼び掛けている。
 山口市小郡下郷の県総合交通センターでは5月31日、返納者や家族が訪れて免許証を返納後、県警運転免許課員から運転経歴証明書を受け取った。返納後に証明書を提示すれば利用料の割引がある入浴施設やタクシー会社などの紹介も受けていた。
 同センターで同日、免許証を返納した山口市湯田温泉の無職男性(77)は「池袋の事故もあったので、子どもや孫にこれ以上迷惑を掛けたくないと思って返納した。今後買い物は配達を利用し、通院は息子に乗せてもらうなどしたい」と話す。
 男性と一緒に訪れた大学教員の次男(46)は「車は生活に必要なので返納の強制はできなかったが、今回返納できて良かった。近くに住んでいるので父親の買い物や通院の協力はしたい」と好意的に受け止める。
 運転免許課によると、65歳以上の高齢者の返納者数は、4月19日~5月26日に698人(昨年同時期は480人)で約1.7倍と急増。また交通企画課によると、県内で昨年発生した人身事故4010件のうち、高齢ドライバーが第1当事者になった事故は958件で全体の2割以上を占めた。
 交通企画課の胡和裕課長補佐は「池袋の事故が自主返納増加の一因となっているのは間違いない。返納について悩んでいる人も多いと思うので、家族や県内の各署、4月に新設した高齢者免許センターに相談してほしい」と呼び掛けている。
 認知機能検査の予約や高齢者講習、自主返納に関する相談は高齢者免許センター(電話083・975・3322)へ。
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オレンジの百合が3個

2019年06月14日 22時07分40秒 | 草花
今朝、百合を見たら、花が3個になっていました。
ほんと、鮮やか目の覚める色



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ニゲラの風船

2019年06月14日 21時29分52秒 | 草花
ニゲラの青かった実が少し茶色になりかかってます。
ニゲラは和名で黒種草くろたねそうといいます。
以下NHKの記事より
クロタネソウ属は、地中海沿岸から西アジアに分布する一年草で、16種があります。白や青、紫紅色の花弁のように見える部分は萼片で、苞と呼ばれる糸状の葉が花を包むように覆っています。本当の花弁は退化していて目立ちませんが、八重咲きの品種では花弁が萼片のように発達しています。一般に親しまれる種は、南ヨーロッパ原産のクロタネソウ(Nigella damascena)です。秋まき一年草で、花壇植えや切り花として利用されています。花後にできる果実は大きく発達し、このころに収穫して風通しのよい日陰に吊るして乾燥させれば、ドライフラワーになります。また、果実には多くのタネが入っていて、バニラのような芳香があります。こぼれダネでもよくふえます。インドでカレーのスパイスとして利用される種はニゲラ・サティバ(N. sativa)で、ブラッククミンと呼ばれていますが、日本ではほとんど栽培されていません。

この花を始めてみたときは、驚いたです。
花はひげぼうぼうに見え
種は丸い風船の中
種が落ちて、翌年もよく芽を出し、元気に咲いてくれます。

庭のニゲラ(写真)
今年は少しドライにしようかな。

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体内時計支える遺伝子仕組み解明 京大など、従来仮説の有力根拠

2019年06月14日 21時27分50秒 | 大学
体内時計支える遺伝子仕組み解明 京大など、従来仮説の有力根拠
2019年6月13日 (木)配信京都新聞

 体内のリズムを刻む時計遺伝子の新たな仕組みを解明したと、京都大などのグループが発表した。成長した個体では機能が確認されていなかったタイプのDNAが関与していることを示し、生物の進化を考える上で貴重な知見という。英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに12日掲載された。
 マウスやヒトなどの細胞では、「Per2」という遺伝子に指定されたタンパク質が存在する量を周期的に変えることで、体内リズムを刻んでいるという仮説があった。しかし仮説を支える詳細な仕組みは不明だった。
 京大薬学研究科の土居雅夫教授や岡村均教授らは、Per2の近くにあって、タンパク質を指定していないDNAに着目。マウスを使った実験でこのDNAを働かなくすると、Per2からできるタンパク質の量が一定のままで周期的変化がなくなった。また変異の入ったマウスは、うまく体内リズムを刻めなかった。
 土居教授は「Per2からできるタンパク質の量の周期的変化がなくなることで、体内リズムをうまく刻めなくなったと考えられる。これまでの仮説を支える有力な根拠だ。また、これまで知られていなかったDNAの働き方が分かったことは、生命科学全体にとって意義がある」と話した。
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ゴーシェ病:アンブロ大量投与、治験開始 世界初、鳥取大共同研究 機能回復に期待 /鳥取

2019年06月14日 21時18分14秒 | 医療情報
ゴーシェ病:アンブロ大量投与、治験開始 世界初、鳥取大共同研究 機能回復に期待 /鳥取
2019年6月13日 (木)配信毎日新聞社

 鳥取大医学部付属病院(米子市)は11日、難病「ゴーシェ病」のうち、不意に体が動くなど中枢神経に起因する症状を伴う患者の根治につなげるため、市販の風邪薬成分の一つで、たんを出しやすくする去たん剤「アンブロキソール塩酸基」を大量投与する治験を5月から1年の予定で始めたと発表した。世界初という。治験で成果が得られれば、連携する製薬会社が国に申請して1年程度で医薬品として承認される。【横井信洋】
 ゴーシェ病は不要物質を分解して体外に排出する際、細胞内で働く必要な酵素が生まれつきなかったり、足りなかったりする遺伝子変異のため、分解されない物質が内臓や脳内に蓄積する難病。肝臓や脾臓(ひぞう)の腫れ、貧血、骨痛の他、呼吸障害やけいれん発作などを引き起こす。国内には常時約100人の患者がいる。
 今回の治験を担当する付属病院脳神経小児科の成田綾助教(小児神経学)によると、3人以上の患者を対象に「アンブロ」の錠剤を通常の数十倍の単位で投与し、うまく働かない酵素を安定化させ、機能回復を図るとともに、ターゲットの蓄積物質を減らす。
 治験に先立ち、付属病院は2010年から計22人の患者を対象に「アンブロ」投与の臨床研究を続けている。意図しない体や手足の動きの改善、てんかん発作の軽減、歩けなかった人が再び歩けるようになるなどの効果があったという。
 治験の枠組みは付属病院を代表に国内の計4施設で実施する共同研究。製薬会社との橋渡しや開発戦略の策定などは付属病院の新規医療研究推進センターが担う。
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認知症の人が荷物配達 鹿児島県姶良市の介護事業所とヤマト運輸が協力

2019年06月14日 11時14分50秒 | 介護福祉高齢者
認知症の人が荷物配達 鹿児島県姶良市の介護事業所とヤマト運輸が協力
2019年6月13日 (木)配信南日本新聞

 鹿児島県姶良市の介護事業所「共生ホームよかあんべ」と宅配大手の「ヤマト運輸」が協力し、認知症の人が荷物配達を担う珍しい取り組みが、今年1月から始まっている。いつまでも役割を持ち続け、地域で顔の見える関係づくりを―。関係者らは「意欲的な姿を見せることで、認知症を深く理解するきっかけにもなる」と期待を寄せる。
 今月7日、姶良市加治木の住宅街。よかあんべを利用する川原多喜子さん(82)と岩城厚弘さん(77)が、ヤマト運輸の制服で荷物を配り歩いていた。配達先の確認と見守りを兼ね、看護師の那須明日香さん(38)も同行する。
 「あれ、田んぼに水が入っている」。配達の途中、3人が立ち止まった。「新しい家をつくっている」「今日は天気がよかな」。地域の変化に目をとめ、すれ違う地域住民と会釈しながら、約30分かけて配達を終えた。
 2人の配達範囲は事業所から約2キロ圏内。この日は、書類5通の依頼を受けた。那須さんは「歩き方や歩ける距離を把握でき、運動機能の確認にも役立っている」と話す。
 荷物配達は、介護事業所での「有償ボランティア制度」を活用しており、事業所側の発案で始まった。事業所は、ヤマト運輸と業務委託契約を結び、委託費を受け取る。委託費は全額謝礼として、事業所から配達に当たった人に支払われる。
 配達は週3回程度で、謝礼は1件25円。現在は7人が、各自の状態に合わせて配達をしている。スタート時からほぼ毎回配達する岩城さんは、ここ数カ月、平均300円前後を得ている。「もらったお金で散髪に行った。業務用機械が使えるようになったり、体を動かしたりして、達成感がある」と喜ぶ。
 同様の取り組みは、全国で姶良市と福岡県大牟田市だけ。姶良市では他に、障害を抱えるなど比較的若い要介護者を支援する「リハケアガーデン加治木」も参加。社会参加のきっかけに役立てている。
 よかあんべを運営する黒岩尚文さん(50)は「介護サービスの利用時間が増えるほど、地域と離れがちになる」と指摘。「その人が社会で存在感を保ち続ける一例になる。住民が自分の将来と重ねて見ることで、認知症介護への理解も広まっていくのではないか」と語った。
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