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AED、女子に使用少なく 学校内での心停止分析 服脱がせ貼付に抵抗感

2019年06月24日 22時17分52秒 | 教育
AED、女子に使用少なく 学校内での心停止分析 服脱がせ貼付に抵抗感
2019年6月21日 (金)配信共同通信社

 学校で児童や生徒が心停止した場合、心臓に電気ショックを与える自動体外式除細動器(AED)を女子が使ってもらえる可能性は、男子の半分以下と大きな性差があることが、大阪大などのチームの分析で21日までに分かった。周囲の人が服を脱がせて電極パッドを胸に貼るのをためらうためとみられる。
 チームの北村哲久(きたむら・てつひさ)・大阪大助教(臨床疫学)は「抵抗感を持たず行うよう周知が必要だ。救命のために体を触ったことで法的責任を問われることもない」と話している。
 チームは総務省消防庁と日本スポーツ振興センターの記録を使い、2008~15年に全国の小学校から高校、高専の敷地内で起きた232人の心停止事例を分析した。
 近くの教職員らにAEDを使ってもらえたのは男子が81%、女子が63%。校内の場所や目撃者の有無といった状況の違いを取り除いて比較すると、女子がAEDを使われる可能性は男子の半分以下だった。
 また年齢の高い高校と高専に限ると、女子は男子の4分の1程度とさらに差が大きい。一方、服の上から胸を押せばいい心臓マッサージによる心肺蘇生は男女とも80%以上が受けており、違いはなかった。
 AEDの救命効果は科学的に示されており、学校にも普及。大半の教職員が講習を受けているという。北村助教は「本来は意識を失った人全員がAEDや心肺蘇生を受けるべき場所だ。対策は難しいが、定期的に講習を行い、啓発していくことが必要だ」と話した。
 結果は米医学誌に掲載された。
 ※自動体外式除細動器(AED)
 突然起きる心停止の最も一般的な原因である心室細動を起こした人に電気ショックを与え、拍動を回復させる小型の機械。電極パッドを胸に貼り、ボタンを押して作動させる。2004年から医療従事者以外でも使えるようになり、公共施設や学校、企業などへの設置が進んだ。総務省消防庁によると、17年に心肺停止で倒れた人のうち、目撃した一般の人にAEDを使ってもらえたのは5%だが、1カ月後の生存率は54%と高かった。一方、救急隊の到着を待たれた場合の生存率は9%だった。
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南砺市民病院長「蘇生拒否 本人の意思尊重を」 県内救急隊員が研修

2019年06月24日 22時06分16秒 | 地域
南砺市民病院長「蘇生拒否 本人の意思尊重を」 県内救急隊員が研修
2019年6月21日 (金)配信北日本新聞

 救急現場での蘇生拒否への対応などをテーマとした県内救急隊員研修会が18日、南砺消防署で開かれ、清水幸裕南砺市民病院長が本人の意思を尊重した対応の大切さを訴えた。
 県内の救急現場で、心臓や呼吸が止まった在宅の終末期患者の家族から心肺蘇生をしないよう求められるケースが出ていることを受けて開催。書面による終末期の意思表示の取り組みを熱心に進め、生命倫理に詳しい清水院長を講師に招いた。
 清水院長は「本人による蘇生拒否の意思があった場合は、それを尊重すべき」との原則を説明。意思確認ができない場合でも、本人の尊厳を維持できるほどの回復が見込めなければ、そのままみとるのが望ましいとの考えを示した。蘇生停止の結論に至るには、現場の医師による判断が必要とし、適正な手順を踏むことの大切さを強調した。
 書面による意思表示が必要とされる中、「カルテの記載も有効」との考えを示した。あらかじめ患者と家族、医療者らが対話を重ね、本人の価値観を把握することの必要性も訴えた。
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統合失調症向けテープ製剤「ロナセンテープ」承認

2019年06月24日 07時56分31秒 | 医療情報
統合失調症向けテープ製剤「ロナセンテープ」承認
大日本住友製薬、1日1回の貼付で効果を発揮
化学工業日報2019年6月21日 (金)配信

 大日本住友製薬は、統合失調症の治療に用いる世界初のテープ製剤「ロナセンテープ」の日本での製造販売承認を取得したと発表した。テープ製剤の設計技術を持つ日東電工と共同で開発した。ロナセンは現在、錠剤と散剤を販売中。テープ製剤は1日1回皮膚に貼ることで効果を発揮し、経口での服薬が困難な患者にも使いやすい利点がある。大日本住友が薬価収載を経て発売する。
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