九州初、イオンでワクチン接種 霧島市が6月開始へ
鹿児島県霧島市とイオン九州(福岡市)は17日、新型コロナウイルスワクチンの集団接種会場として、霧島市のイオン隼人国分ショッピングセンターを使用すると発表した。九州のイオン店舗で集団接種会場として正式に決まったのは、同店が初めて。
霧島市は、高齢者や一般向けのワクチン接種について、個別接種と集団接種の併用を検討。イオンは全国の店舗を接種会場として提供する方針を示しており、市が利便性の高さやアクセスの良さからイオン側に店舗使用を打診していた。店舗1階の空きテナントのスペースを活用する。
市は5月に店舗で集団接種の予行演習を行い、6月から接種を始める見通し。この日、市役所で記者会見した中重真一市長は「市民の認知度が高く駐車場も広い。多くの人に接種してもらえる環境をつくりたい」と話した。 (片岡寛)