エリザベス女王が亡くなられた
久しぶりに、泣いた。
私より、16歳年上の女性
感受性豊かな頃、女王の存在は、大きな希望になっていた。
父親の暴力過で育った私は、男尊女卑の社会に、失望していた
そんな私にとって、若き女性の最高の立場とも思える女王は、希望以上の存在だった。
看護師になった時、
ナイチンゲールの大きさも学んだ、単なる、白衣の天使ではなかった
看護師の地位を社会的にあげ、医師と横並びの職業的位置にあげた
女性の地位が低い日本、看護婦も当然社会的地位は低かった。
家政婦さんと同じ、いやむしろもっと低かったのではないか?
医院で勤務しながら看護学校に行く学生たちは、医院の奥様お嬢様のメンスの下着の洗濯も勿論。家事全般をし、労賃も払ってもらえなかった。
うちの近所の医院で夏休みアルバイトしていた時にわかった。彼女たちは6畳一間の部屋で4人が寝泊まりしていた。学校と外来介助と家事をこなしていたのだ。
病院の看護婦も、外来の医師のお茶だし、煙草を買いに行き、喫煙の世話、白衣の脱着の世話。
様々な、女性であることの疑問を抱きながらの自分にとっての希望がエリザベス女王であったことを、今さらに感じた。大変僭越ではあるけれど。