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心不全の治療装置導入 島根県立中央病院 心臓にポンプ、患者負担少ない

2022年09月29日 21時52分21秒 | 地域
心不全の治療装置導入 島根県立中央病院 心臓にポンプ、患者負担少ない
 2022年9月29日 (木)配信山陰中央新報

 島根県立中央病院(出雲市姫原4丁目)が急性心筋梗塞などによる重症心不全の治療装置「IMPELLA(インペラ)」を県内で初めて導入する。心臓にポンプ付きのカテーテルを通し、ポンプを作動させて血液を全身に送る仕組み。従来より心臓への負担が少ない。職員研修を経て年内に使い始める。
 急性心筋梗塞、劇症型心筋炎などで全身に十分な血液が送れなくなり、死亡率が70~80%と高い「心原性ショック」は、薬物治療で効果がない場合、心臓の動きを補助する装置を使って治療する。
 従来、中央病院で使用されてきたバルーン型のカテーテル(IABP)は心臓に圧力をかける。もう一つの人工心肺装置(エクモ)は大腿(だいたい)動脈から全身に血液を送る仕組みで、本来の血流と逆行。ともに心臓への負担が大きい。
 インペラは足の付け根の大腿動脈から心臓の左心室にカテーテルを通し、動かなくなった心臓の代わりに血液を全身に送る。ポンプの作動により心臓を休ませて負担を減らし、救命率の向上、術後の早期の機能回復が期待できる。
 年100件の心臓血管手術を行う同病院ではIABPやエクモの治療実績からインペラの使用認定基準を満たした。既に導入している鳥取大医学部付属病院(米子市西町)との連携も進める。小田強医療局長は「心臓への負担を軽減し、早期に心機能を回復させることで後遺症が残りにくくなる。患者が社会復帰しやすい治療につなげたい」と話した

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75歳医療、幅広く負担増 政府、保険料上げ検討 現役世代に配慮

2022年09月29日 21時31分03秒 | 行政
75歳医療、幅広く負担増 政府、保険料上げ検討 現役世代に配慮
 2022年9月29日 (木)配信共同通信社

 政府が、75歳以上だけが加入する後期高齢者医療制度に関し、幅広い収入層で保険料引き上げを検討していることが分かった。現役世代の保険料や公費が75歳以上の医療費(窓口負担を除く)の約9割を賄っている。残りの約1割に当たる75歳以上の保険料負担分を拡大する案が軸になる。年内に結論を出し、来年の通常国会で関連法案の提出を目指す。複数の関係者が28日明らかにした。
 高齢者人口が増える中、75歳以上の幅広い層に一定の負担を求め、限界に達しつつある現役世代の負担増を抑え配慮する狙い。
 全ての世代が支え合う制度へと転換する「全世代型社会保障」の一環。政府は28日、有識者でつくる「全世代型社会保障構築会議」を開き、現役世代の負担増を抑える方策について早急に議論し結論を得る必要性を確認した。29日からは厚生労働省の審議会部会で議論を加速させる。
 これまで年金収入906万円以上など一定収入がある1%程度の人に限り保険料増を検討していた。さらに多くの高齢者に影響する可能性がある。反発も予想され、実現には曲折もありそうだ。
 窓口負担を除く医療費全体のうち、高齢者の保険料は約1割で、現役世代の保険料による「支援金」約4割、国や自治体が出す公費約5割で賄う。高齢者の負担分の拡大により、1人当たりの保険料増につながる可能性がある。一方、現役世代の負担は抑えられる。
 低収入や保険料負担が急増する高齢者への配慮措置を設ける案もある。政府関係者は「制度維持のために保険料見直しを進めたい」としている。
 保険料は収入に連動し、現在は全国平均で年7万7663円。加入者全体の1・29%に当たる高収入者は、年間上限額に当たる66万円を支払っており、政府は上限額の大幅引き上げを検討している。収入が年金だけなら年収906万円以上、給与もあれば1016万円以上の人が対象だ。
 75歳以上の医療制度を巡っては、10月から一定の所得がある人は窓口負担が2割となる。現役並み所得の人は3割で、残りは1割負担。
 ※後期高齢者医療制度
 2008年4月に始まった、75歳以上を対象とする公的医療保険。市区町村でつくる都道府県ごとの広域連合が運営する。窓口負担はこれまで、原則1割で、現役並みの所得がある人は3割だった。ことし10月から1割負担だった人のうち一定所得がある場合、2割負担に上がる。窓口負担を除く医療費は22年度予算ベースで約17兆円。財源は公費と、高齢者が払う保険料のほか、現役世代が加入する健康保険組合などの公的医療保険を通じて拠出する「支援金」がある。

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「荷台のガスボンベ落とした」東名JCTトラック炎上死傷事故で29歳会社員を逮捕

2022年09月29日 12時14分24秒 | ウイルス
「荷台のガスボンベ落とした」東名JCTトラック炎上死傷事故で29歳会社員を逮捕
2022/09/29 09:27

 愛知県豊田市の東名高速道路の豊田ジャンクション(JCT)で28日早朝にトラックの積み荷のガスボンベが路上に散乱し、他のトラックに燃え移った事故で、県警は29日、常滑市、会社員の男(29)を、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死傷)容疑で逮捕した。
豊田ジャンクション(2005年、読売ヘリから)
 県警によると、男は28日午前5時40分頃、豊田市 鴛鴨おしかも 町の豊田JCTで、荷台のガスボンベを路上に落下させて炎上させ、渋滞で停車していた別のトラック2台を燃やし、一人を死亡させ、三重県鈴鹿市の男性会社員(52)の顔にやけどを負わせるなどした疑い。

 調べに対し、男は「荷台のガスボンベを落とし、爆発させ、ケガなどを負わせたことに間違いありません」と供述しているという。県警は、ガスボンベが荷台から落ちた後、前方に停車していたトラック付近までガンスボンベが転がり、引火したとみている。
 また、豊田JCTは一部で事故発生時から通行止めが続いていたが、29日午前6時に全面解除となった。

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