確認された286例目について、3月26日に開催した記者レクの詳細は以下のとおりです。
報道発表資料
1概要
3月25日(木)に出雲保健所管内で新たに1名の新型コロナウイルス感染が確認されました。
2患者
【286例目】
(1)年代:40歳代
(2)性別:男性
(3)居住地:出雲市
(4)症状:発熱(最高38.1℃)、味覚異常、嗅覚異常、倦怠感
3調査の状況
患者の行動調査、濃厚接触者の特定及び健康調査を実施中です。
県説明
昨日、3月25日(木)に県内286例目となる新型コロナウイルス感染症患者が出雲市内で確認されましたので、発表します。
【患者について】
- まず、患者さんについてです。
- 患者さんは、「出雲市在住」、「40歳代」の「男性」です。
- この患者さんは、国外での滞在歴があります。
- 国外から帰国された方については、帰国時及び帰国後3日目に検査を受けることになっています。また、帰国後14日間は、検疫所による健康観察が行われます。
- この患者さんについては、3月12日(金)に日本に帰国後、関西空港内のホテルに滞在しておられます。
- 患者さんは、帰国時の12日(金)及び帰国後3日目の15日(月)に検査を受け、いずれも「陰性」でした。
- また、陰性が確認された後の16日(火)に帰県されており、健康観察中の19日(金)に倦怠感の症状があり、20日(土)には38度台の発熱や味覚異常の症状がありました。
- その後も症状が続き、25日(木)に医療機関で検査を実施したところ「陽性」が判明したものです。
- また、県では、同日、保健環境科学研究所で変異株かどうかのスクリーニング検査を実施し、その結果、「変異株」であることがわかりました。
- 現在、国立感染症研究所でどの変異株にあたるかを含め、確定検査を実施しており、検査結果が判明次第、情報提供します。
- 患者さんは、現在も、味覚症状等の症状がありますが、「軽症」です。
- 患者さんは、昨日、感染症対策を講じた医療機関に入院されています。
【現時点での行動歴】
- 出雲保健所においては、感染拡大防止のため、昨日から行動履歴や、濃厚接触者についての調査を行っており、現時点で把握できた行動歴等について説明します。
- 患者さんの行動歴の調査や検査を進めるなかで、感染拡大防止のために公表すべき情報があれば、改めて、情報提供します。
<発症日(無症状者は検体採取日)の2日前以降の行動>
- 発症日の2日前以降の患者さんの行動についてです。この間は、患者さんから他の方に感染する可能性がある期間であり、感染のおそれの高い濃厚接触者を確認するための調査です。
- 患者さんについては、発症日の19日(金)の2日前の17日(水)以降の行動になります。
(1)この間、患者さんは、自宅で過ごしておられ、日常生活での接触はありますが、接触者はごく少数で、特定できております。
(2)25日(木)は、医療機関で検査を受けておられ、受診後に感染症対策を講じた医療機関に入院されています。
(3)この間に、患者さんと接触があった方については、本日から検体の採取を開始し、速やかに、PCR検査など必要な検査を実施しています。
<発症日(無症状者は検体採取日)の14日前の行動>
- 次に、発症日の14日前までの行動について、把握した情報について、説明します。
- この間に、患者さんがどこから感染したのか、この患者さん以外に感染者はいないのか、を調査するものです。
(1)患者さんは、11日(木)まで国外に滞在し、12日(金)に帰国されています。
(2)12日(金)以降の14日間は、ホテルや自宅で過ごしておられ、併せて、健康観察をしておられます。
(3)帰国時の12日(金)及び帰国後3日目の15日(月)は検査を受けておられます。
(4)行動歴の詳細については、現在、調査を進めています。
- 県としては、濃厚接触者及び接触者の調査を積極的に行うとともに、接触があった方については、幅広にPCR検査など必要な検査を実施し、感染拡大の防止に努めてまいります。