アーノルド・バックスの「黄昏から夜明けまで」を聴く

昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1883年生まれのバックスの作品の中で、
1917年に作曲された「黄昏から夜明けまで」である。
初演は翌18年３月４日ボールト指揮で行われた。
聴いたＣＤはブライデン・トムソン指揮、
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。
ピアノと弦楽器による優しい感じの前奏曲で始まり、
プルートなど木管楽器が入り、神秘的な雰囲気を醸し出す。
「楽園での風の踊り」に入り、金管楽器も入り荒々しくなる。
「目覚め」から「花の踊り」、「踊り手と道化師」へと続くが、
この辺りはロシア風の舞曲が現れ、流れるように曲は進行していく。
「再び花の踊り」のところではロマンティックなワルツが奏でられ、
盛り上っていき、それが終わると時計が２時の時を叩く。
そのあとのところでもロシア民謡風の旋律が出てくる。
チェロ独奏が入ったあと、夜明けが近づき時計は３時の時を叩く。
そのあと軽快で金管楽器により盛り、最後力強く終わる。