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アントワーヌ・ドーヴェルニュの4楽章のコンサート用サンフォニー(合奏交響曲第3番)ロ短調 作品4の3を聴く

2024-12-22 12:21:13 | バロック音楽協奏曲・管弦楽曲編
今回とりあげるのは1713年生まれのフランスの作曲家、
アントワーヌ・ドーヴェルニュが作曲し、1751年に出版された
4楽章のコンサート用サンフォニー(合奏交響曲第3番)ロ短調 作品4の3である。
アントワーヌ・ドーヴェルニュは、ヴァイオリン奏者として活躍し、
フランスの器楽の発展に貢献した人物で、
コンセール・スピリチュエルの主宰者で、
オペラ座の支配人としても活躍した。
聴いたCDはジャン・フランソワ・パイヤール指揮、
パイヤール室内管弦楽団の演奏である。

4楽章のコンサート用サンフォニーロ短調 作品4の3は、
合奏交響曲第3番ともよばれ4声部で書かれ、
フランスの交響曲の先駆ともいわれているようだ。
第1楽章序曲(グラーヴェ-プレスト)は、
激しく悲しみ深い感じの合奏で始まり、
ドラマティックな感じであり、
その序奏部が終わるとプレストの軽快な部分になり、
躍動的で生き生きとした感じになり、最後は堂々と終わる。

第2楽章アリア・グラツィオーソⅠとⅡは、
歌うような悲しい感じの旋律が奏でられて始まる。
中間部は明るい感じになるが、
再び冒頭の悲しい感じの旋律が繰り返されて終わる。
第3楽章アレグロⅠとⅡは、軽快なテンポで旋律が奏でられ、
前後と中間で明暗のコントラストの変化がある。
第4楽章パッサカリアも、悲しみ深い3拍子の旋律で始まる。
旋律はそのあと変形されていき、最後力強く終わる。

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