今回は1874年生まれのイギリスのグスタフ・ホルストの、
組曲「惑星」作品32について最近色々な演奏を比較して聴いている。
それを踏まえて最近感じていることについて述べてみる。
最初に聴いたのはロジャー・ノリントン指揮、
シュトゥットガルト放送交響楽団の演奏のものである。
この演奏は2001年の録音で録音も良く、シャープな演奏である。
火星の冒頭のテンポはかなり遅く、後半の主題が再び現れるところで、
打楽器と金官楽器で強烈なリズムを刻み、そこがとても印象的である。
金星は軽快なテンポであっさりとした感じではあるが、
流れるように進み心地よく、木星も弦楽器の動きがはっきりしていい。
あっさりとした感じではあるのだが、聴いていて楽しいのである。
次に聴いたのはウィリアム・スタインバーグ指揮、ボストン交響楽団の演奏。
1971年の録音であり、火星での強烈なティンパニの音と、
軽快なテンポで一気に進んでいくところが心地よい。
全曲通してもテンポも絶妙でバランスが良い。
久しぶりに聴いてさすが名盤の一つにあげられるといえよう。
そのあと聴いたのが、ユージン・オーマンディ指揮、
フィラデルフィア管弦楽団の演奏である。
1975年の録音で、オーケストラの乱れが一部あり、
録音状態は決して良いとは言えないが、演奏は素晴らしい。
特に土星は比較する中ではベストの演奏だと思う。
オーマンディ盤は演奏表現が他になく細やかで、別格である。
最近の演奏は録音がよく、オーケストラはうまいのだが、何か物足りない。
その一例としてユロフスキ盤など聴いてみたのだが、今一つである。
ワクワク感やドキドキ感がないのだろうか。
抑制されすぎているのか、聴いた後に残るものがない。
そのあとチャールズ・マッケラス指揮、
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団の演奏を聴いた。
マッケラス盤は金管楽器が鳴り響き火星の演奏は素晴らしい。
全曲通していいことはもちろんだが、土星の演奏がいい。
このCDも名盤といってもいいほどで、比較して聴いてみると面白い。
組曲「惑星」作品32について最近色々な演奏を比較して聴いている。
それを踏まえて最近感じていることについて述べてみる。
最初に聴いたのはロジャー・ノリントン指揮、
シュトゥットガルト放送交響楽団の演奏のものである。
この演奏は2001年の録音で録音も良く、シャープな演奏である。
火星の冒頭のテンポはかなり遅く、後半の主題が再び現れるところで、
打楽器と金官楽器で強烈なリズムを刻み、そこがとても印象的である。
金星は軽快なテンポであっさりとした感じではあるが、
流れるように進み心地よく、木星も弦楽器の動きがはっきりしていい。
あっさりとした感じではあるのだが、聴いていて楽しいのである。
次に聴いたのはウィリアム・スタインバーグ指揮、ボストン交響楽団の演奏。
1971年の録音であり、火星での強烈なティンパニの音と、
軽快なテンポで一気に進んでいくところが心地よい。
全曲通してもテンポも絶妙でバランスが良い。
久しぶりに聴いてさすが名盤の一つにあげられるといえよう。
そのあと聴いたのが、ユージン・オーマンディ指揮、
フィラデルフィア管弦楽団の演奏である。
1975年の録音で、オーケストラの乱れが一部あり、
録音状態は決して良いとは言えないが、演奏は素晴らしい。
特に土星は比較する中ではベストの演奏だと思う。
オーマンディ盤は演奏表現が他になく細やかで、別格である。
最近の演奏は録音がよく、オーケストラはうまいのだが、何か物足りない。
その一例としてユロフスキ盤など聴いてみたのだが、今一つである。
ワクワク感やドキドキ感がないのだろうか。
抑制されすぎているのか、聴いた後に残るものがない。
そのあとチャールズ・マッケラス指揮、
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団の演奏を聴いた。
マッケラス盤は金管楽器が鳴り響き火星の演奏は素晴らしい。
全曲通していいことはもちろんだが、土星の演奏がいい。
このCDも名盤といってもいいほどで、比較して聴いてみると面白い。
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