昨日は横浜から星川駅まで歩きました。
途中聴いたのは、1644年生まれのカバニーリェスの作品である。
スペインのバレンシア地方のアルヘメシに生まれた彼は、
オルガン奏者兼作曲家として活躍した人物である。
ラ・セオ大聖堂のオルガン奏者ヘロニモ・デ・ラ・トールなどに師事し、
跡を継いで同大聖堂のオルガン奏者になったということである。
17世紀にあってもルネサンスの対位法技巧を作曲の基礎に置きつつ、
高度な技巧を作品の中に織り交ぜているというのが彼の音楽の特徴である。
ホアン・カバニーリェス作品集を聴いたのであるが、
ここではその中でも有名な作品のパサカーリェ第4番と、
バターリャ第1番「皇帝の戦争」について触れてみる。
二つの作品の作曲年代について詳しいことはわからない。
今回聴いたCDはパウリーノ・オルティス神父のオルガンによる演奏である。
パサカーリェ第4番は、起源をイタリアまたはスペインに持つ古い舞曲で、
オルガンの響きは最初から平安な感じを思わせるものである。
9つの変奏を加えながら曲は後半に向かって深みを増していく。
通常パサカーリェ(パッサカリア)は3拍子で書かれるのが伝統的なようだが、
その伝統を破ってこの曲では2拍子で作曲されているところが特徴のようだ。
バターリャ第1番「皇帝の戦争」は、1525年2月24日に
イタリアのパドヴァで起きたフランスとスペインの戦いでの
カルロス1世(神聖ローマ皇帝カール5世)の勝利を称えて、
作曲されたバッターリア(戦争)音楽である。
トランペットを思わせるような響きのオルガンは、
その軍隊の行進する様子を模倣しているように思える。
後半にかけて最後にかけ、勝利へと向かっていく華やかさがある。
この曲はヨハン・ガスパール・ケルルの作品であるらしいのだが、
CDの解説書には書かれていないのはなぜだろうか、わからない。
途中聴いたのは、1644年生まれのカバニーリェスの作品である。
スペインのバレンシア地方のアルヘメシに生まれた彼は、
オルガン奏者兼作曲家として活躍した人物である。
ラ・セオ大聖堂のオルガン奏者ヘロニモ・デ・ラ・トールなどに師事し、
跡を継いで同大聖堂のオルガン奏者になったということである。
17世紀にあってもルネサンスの対位法技巧を作曲の基礎に置きつつ、
高度な技巧を作品の中に織り交ぜているというのが彼の音楽の特徴である。
ホアン・カバニーリェス作品集を聴いたのであるが、
ここではその中でも有名な作品のパサカーリェ第4番と、
バターリャ第1番「皇帝の戦争」について触れてみる。
二つの作品の作曲年代について詳しいことはわからない。
今回聴いたCDはパウリーノ・オルティス神父のオルガンによる演奏である。
パサカーリェ第4番は、起源をイタリアまたはスペインに持つ古い舞曲で、
オルガンの響きは最初から平安な感じを思わせるものである。
9つの変奏を加えながら曲は後半に向かって深みを増していく。
通常パサカーリェ(パッサカリア)は3拍子で書かれるのが伝統的なようだが、
その伝統を破ってこの曲では2拍子で作曲されているところが特徴のようだ。
バターリャ第1番「皇帝の戦争」は、1525年2月24日に
イタリアのパドヴァで起きたフランスとスペインの戦いでの
カルロス1世(神聖ローマ皇帝カール5世)の勝利を称えて、
作曲されたバッターリア(戦争)音楽である。
トランペットを思わせるような響きのオルガンは、
その軍隊の行進する様子を模倣しているように思える。
後半にかけて最後にかけ、勝利へと向かっていく華やかさがある。
この曲はヨハン・ガスパール・ケルルの作品であるらしいのだが、
CDの解説書には書かれていないのはなぜだろうか、わからない。
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