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グリーグの「はじめての出会い」を聴きながら星川から横浜まで歩く

2008-03-24 10:39:44 | エドヴァルド・グリーグの作品
昨日は星川駅から横浜まで歩きました。
途中聴いたのは、グリーグの歌曲「はじめての出会い」。
ロシア編は前回で終わりにし、今回からは北欧編に入る。
グリーグの「はじめての出会い」は、1870年に作曲された
「4つの歌」作品21の中の最初の曲である。
ピョルソンの詩にもとづくソプラノ独唱によるものだが、
ヤルヴィ盤では管弦楽付きの歌曲となっている。
この管弦楽版は1894年から1895年に作曲されたようだ。
恋人との最初の出会いを歌ったものだが、
管弦楽付きになると北欧的な感じが増していい。

管弦楽に編曲された作品は、このあと4曲続く。
「モンテ・ピンチョより」はバリトン独唱の曲。
1870年に作曲された「6つの歌曲」作品39の中の1曲目だ。
ピョルンソンの詩にもとづくもので、
モンテ・ピンチョはローマの郊外にある丘のようで、
部分イタリア風なところもあり、軽快な曲である。
「白鳥」は1876年に作曲された「6つの歌曲」作品25の中の
2番目の曲で、イプセンの詩にもとづくソプラノ独唱の情緒的な曲。
「春」は1880年に作曲された「6つの歌曲」作品33の中の
2番目の曲で、ヴィニエの詩によるソプラノ独唱の曲だ。
弦楽合奏曲としても作品になっているので有名な曲だ。
とはいえ聴いてみると、この歌曲版の方がいい感じがする。
バリトン独唱によるヘンリク・ヴェルゲランドは、
1893年から1894年に作曲された「ノルウェー」作品58という歌曲の
3番目の曲だが、北欧の壮大な自然を感じさせる曲である。

あとバリトン独唱による「山の精に捕われた人」作品32が
続けて入っているが、1878年に作曲されたこの作品は、
歌詞の内容についてはわからないが、沈鬱な感じである。
また、ソプラノとコントラルトと合唱のための
「南の修道院の門前で」作品20は1870年に作曲された作品。
ピョルンソンの詩によるものである。
合唱が加わるところで急に音楽が明るくなり、
救いのような音楽になり、美しい曲である。

ところで人間によって出会いは不思議なものである。
もちろん、この時期となれば別れもあるのだが、
自分の人生が一人の人の出会いによって
大きく変わることもあるからだ。
もちろん、いい出会いばかりではないだろうが、
人との出会いはどこで先の人生で、
また関わるかわからないから大切にしたいものだ。
昨日は久しぶりに電車の中で再会した人もいて、
懐かしいとともに時の流れを感じたりしたが、
そんな再会という瞬間も大切なものだ。

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