Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

コダーイのガランタ舞曲を聴きながら西谷から二俣川まで

2007-08-15 15:41:34 | 古典~現代音楽ハンガリー編
昨日は西谷から二俣川まで歩いた。
途中西谷にある「麦の香」というパン屋に立ち寄り、
最近よく食べている国産小麦で作った食パン1斤を買う。
さすがにここ数日間の猛暑のせいか、
夕方になって太陽が沈みそうになる時刻でも暑い。
途中歩きながら聴いた曲は1882年生まれのコダーイの作品。
前日聴いたエネスコはルーマニア生まれだが、
コダーイはバルトークと同じハンガリー生まれだ。

ガランタ舞曲は、1933年に作曲された代表作の一つである。
最初弦のユニゾンで旋律が演奏され、
その後金管楽器や、木管楽器などが入ってくる。
クラリネットが奏する民謡風の旋律は、
どこか哀愁を漂わせており、弦楽器がその旋律を受け継ぐ。
曲は次の短い舞曲へと移り、早めのテンポとなる。
そして、軽快で徐々に勢いを増していく舞曲となり、
金管楽器も加わり、盛り上がりをみせる。
テンポをあげて、曲は最後徐々に勢いを増し、
最後は華やかな感じで曲を終わる。

ガランタはコダーイが1885年から1892年の間、
7年間の幼少の時期に過ごした村だ。
昔はハンガリーの領土の一部であったが、
今はスロヴァキアの領土となっている。
彼は、このガランタの音楽を素材にしたのだろう。

コダーイの管弦楽曲として、もう一つあげておくのが、
ハンガリー民謡「孔雀」による変奏曲。
1939年に書かれた作品で、変奏曲とはいえなかなかの曲。
それぞれの変奏曲に趣向が凝らされていて、
葬送行進曲的な第十三番目の変奏曲や、
ハープの伴奏にのりフルートが吹く
第十四番目の変奏曲の幻想的な部分はいいし、
フィナーレの「孔雀」の主題が再現され、
最後圧倒的な勝利を思わせるような終わり方がいい。
書かれた年が第二次世界大戦勃発の年である。
どんな思いで、コダーイはこの作品を完成させたのだろう。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« エネスコの管弦楽組曲を聴き... | トップ | グリーンカレー、ナイト・ウ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

古典~現代音楽ハンガリー編」カテゴリの最新記事