大麦小麦 ビアカフェDAYS

長野県・八ヶ岳のふもとから送る、カフェの気取らない日常

そろったよ〜〜!!

2019-10-26 02:07:00 | BEER
 今日も雨、、台風19号で被災した地域、これ以上ひどくなりませんように、、、
特急あずさも28日月曜日より運行予定だそうです。
秋の信州にぜひお出かけくださいね。


そして、22日には八ヶ岳2019初冠雪!
寒くなる覚悟をする日でもありますが、
なんとなく嬉しい初冠雪。
各地のお山でも初雪だったそうですよ〜〜



 明日はビール試飲会、笠井のアニキのオクトーバーフェスト2019です。
毎年のごとく満員です!!
そしてね、明日ご参加の皆様に飲んでいただくビール達がどんどん配達されましてね。
いま冷蔵庫はパーンパンです!

この樽やこの箱見ただけで、どんなビールかわかったら、、、




超マニア!!
お、おそろしや。。。



そして、お友達のお菓子、パンレッスン教師の恭子先生、アトリエアンソレイルユさんにプレッツェルも焼いてもらいました!!
プレッツェルって作るの大変なんですよね〜
特殊な液を使って作るので、普通のパン作りより難しいのですよ。
ランチのパンは焼いているこむぎですが、プレッツェルは作れません!

たくさん焼いてくれたので、おかわり、持ち帰りたくさんあります。
ぜひ、ビールとお料理とともに楽しんでくださいね!

☆10/26夜は試飲会のため、一般営業はお休みです。



10/25(金)〜30(水)までのランチメニュー

*チキンソテー ハニーマスタードソース

*クリーミーボロネーゼのパスタ

*ほうれん草カレー カッテージチーズトッピング

*スコーンセット



秋はすこしこっくりした風味のものが食べたい、、
甘みのあるマスタードソースとチキンをからめて。
今日は寒かったですし、副菜はスープに。



今日は、ほうれん草カレーのオーダーも多かった!
少し辛めのカレーベースに、ほうれん草のピューレを混ぜて。
カッテージチーズを乗せてヘルシーに。

今日カレーを召し上がっていただいた女子のお客様に、
辛くなかったですか?と聞いたら、
「こちらのカレーを食べると肩こり治るんですよ!」
スパイスで、新陳代謝が良くなるみたいよ!!
嬉しいお言葉ありがとう〜〜



〈今週の一冊です〉のコーナー

「安楽死を遂げた日本人」 宮下洋一 

今夜、家に帰ってテレビをつけたら、NHK特集「彼女は安楽死を選んだ」の再放送をやっていました。
途中から見たのですが、食い入るように、胸がつぶれそうになりながら見てしまった。

この本は、長野県出身のジャーナリストの宮下洋一さんが、スイスの安楽死の現場を取材した「安楽死をとげるまで」の続編で、日本人がそちらで人生を閉じることを希望し、遂げたドキュメンタリーです。

少し前、岡谷の笠原書店で立ち読みしていて、止まらなくなってしまい、気がついたら閉店。。
後日、あまりに気になるので購入した次第。




日本では認められていない安楽死ですが、
重い病を患い、ご自身で死を選択する、
その考えを尊重してサポートする、という国もあるのですね。

よく友達と話していて、
私は安楽死したいよ!とかたまに聞きます。
それは、苦しみたくない、周りの人に迷惑かけたくない、ということが大きいみたい。
一方では、植物人間になっても家族は延命処置をするべき、との意見もありますね。


スイスの安楽死団体には基準があり、それを満たした方にはその権利が与えられる。
この本の主人公の日本人の52歳の女性は、進行性の難病を患ってしまった、意識はあるのにこの先全ての生活において、どんどん体の機能が衰え、介助が必要で意思疎通もままならない、という状況に陥る。

まだ行動できる時に、自分で選択してスイスで死を選んだ。

著者の宮下さんは、日本と海外を行ったり来たりして、この女性や他の安楽死を希望する人々を取材をし、
このスイスの団体の代表のドクターも取材し、
最後の瞬間まで取材し、
とてもナイーブな問題を深く掘り下げていきます。
この女性の安楽死を望むことを、理解したご家族の葛藤、
日本だとテレビの番組にするにはかなりリスクの高そうなテーマですが、テレビクルーも入ることになり、
クルーや宮下さん取材者の心の逡巡もこの本には時系列で記してあり、

自分が難病のその立場だったらどうするだろうか?
家族だったら、、友達だったら、、取材対象だったら、、
安楽死をどうとらえるのだろう???

とリアルに感じることができました。

いつか必ずどんな形でもやってくること。
自分で選ぶ勇気を持ったこの方に、サポートしたご家族に、敬意を持ちました。
お姉様たちは、妹とたくさん語り合った、納得できたあの時間があったから私たちも生きられる、と。

死についての価値観をひとつ教えてくれた、そんな一冊でした。



重いテーマの本ですが、ここ数年で胸にささった作品のひとつでしたので、ご紹介しました!


(楽しい時間と深く考えなきゃいけない時間、年齢重ねるとその繰り返しですね。
明日は楽しくビールを飲もう!こむぎ)
コメント
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