大麦小麦 ビアカフェDAYS

長野県・八ヶ岳のふもとから送る、カフェの気取らない日常

はっさく使い尽くし

2010-03-12 08:44:13 | 厨房から
冬と春の間の味。
日本には、なんとたくさんの柑橘があるのだろう、と気づかされます。
甘夏、はっさく、デコポン、日向夏・・・。
ふた昔前は、甘夏とはっさくぐらいでしたよね。
この国に、よく合う種類の作物なのでしょう。長野はさすがに寒すぎるようですが。


 
お徳用のはっさくを、ママレードにしてみました。
去年苦労したくせに、すっかり忘れていました。超ビターママレードに仕上がりました。
スコーンの友にはなりません。これはお菓子の風味付けに使うことに。
そして皮。これがまた大事なんですな。
砂糖液で3日間煮て漬けて、自家製はっさくピールに。
砂糖を足しながら煮るのがポイント。これが絶品!
もう市販のものは使えません。これもお菓子の材料になります。

 
さて、どんなお菓子になるのでしょう?
たとえば、コレ。「オレンジ風味のミルクレープ」です。
写真でわかるかな?バウムクーヘンのような層が見えるでしょうか。
薄く焼いた生地クレープと、オレンジクリームを重ねたお菓子。
柑橘の香りと酸味が「じゅじゅじゅわっと(こむぎ形容)」広がる味わい。
写真のコレは、このはっさくのクリームではありませんが、ピールとママレードを添えてお出しします。
旬のお菓子、ぜひ味わっていただきたい。


ランチメニュー、3月12日から16日まで(17日 水曜はお休み)

◎チキンのやわらかゴボウ巻き クリーム煮 1000円
(玄米混ぜごはんor自家製パン、副菜、デザート、コーヒーor紅茶つき)

◎ホタテとかぼちゃのカレー カシューナッツ風味 950円
(副菜、デザート、コーヒーor紅茶つき)

素材の個性を突き詰めると、ふさわしい料理に行き当たります。
お菓子に限らず、料理全般に言えることですが。いえ、すべての製作にいえることですね。
ゴボウとクリーム、これは最高です。
夜のメニューで、ゴボウのポタージュがありました。
「どんな料理本にも載ってない」こむぎの傑作。
このランチにも、ゴボウの個性が生きてます。
ゴボウの濃く甘い香りが、クリームのコクと合うのです。
チキンに巻かれていますが、このランチの主役は、ゴボウです。

絶賛カレーもお忘れなく。
カシューナッツのコクと、スパイスのバランス。
ホタテとかぼちゃ、甘味を感じる具材とのバランス。
こちらもぜひ、味わっていただきたいものです。


大事なお知らせ、くりかえします。
3月17日(水) お休みします。よろしくです。

                         (M)

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ついに0.0% | トップ | まだこんなちっぽけ »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
美味しそ~ (masa)
2010-03-16 09:41:15
お変わりないですか?もう春ですね~
うちの玄関にある早咲きの桜も咲きだしましたよ。
チュ―リップは咲きましたか?
写真楽しみにしていますね!
柑橘好きにはたまらない!!ミルクレ―プ食べたいな~
返信する
>masaさま ()
2010-03-17 17:44:10
そうですか~、もう桜が。
こちらも日差しがだいぶ春めいてきましたが、やっとクロッカスが咲き出すところ。チューリップは、まだまだです。朝晩寒いのです。

その後お元気にしてますか?わたしたちは相変わらずで。
旬のものって、元気になりますよね。
暖かくなったら、またぜひこちらに遊びにいらしてくださいね。デザート全種盛り、というゴージャスなこともできちゃいますので。(笑)
返信する

コメントを投稿