<からつバーガー>
博多から、玄界灘に沿った国道で唐津に向かった。
大型の台風が接近していて、時折雨が吹きつけるように降ってくるがすぐに息をつくように熄んで、今のところなんとかだいじょうぶだ。
佐賀と福岡には、あと数時間で最接近するという。すこし、ヤバいぞと思う。
「虹の松原」の道にはいった。国道202号で松原の真ん中を貫いている。
唐津湾沿岸に広がるこの松原は日本三大松原のひとつだ。特別名勝に指定され、「日本の白砂青松百選」などにも選ばれている。
玄海国定公園の一部であり、その長さ約五キロにわたり弧状にクロマツの林が続く。その松林の長さから、昔は「二里松原」と呼ばれていたそうで、後に明治になって「虹の松原」と呼ばれる語源とも言われている。
おっ、あった・・・あれだ。
看板が出ていた。
からつバーガーは移動販売のシステムであるが、虹の松原では常駐のように同じところで年中売られているのだ。なんでもここが「からつバーガー本店」とのことである。
なかなか可愛い販売車である。
駐車場のあいているスペースに車をとめて、販売車に歩く。
車内には二人がいてバーガーをつくり、外にいる女性が客から注文を受けている。
旅では運転に危険な眠気防止もあるが、「あっ、これも食べてみたい」というのが突然あらわれるのでガッチリ満腹しないほうがよろしい。
メニューをみて、一番安いバーガーを注文して代金を支払い、持ってきてくれるそうなので、車のところにもどり一服して待つことにした。
混んでいるときには、注文時に自分の車のナンバーを教えておくそうである。
駐車場のような広場にとまっている車はいずれも九州ナンバーである。
この松原は、唐津藩の藩主「寺沢広高」が新田開発のための防風林、防砂林として十七世紀のはじめに植樹したものである。
松原の維持管理のために、許可なき伐採は死罪(禁伐の掟)、燃料としての落葉の採取も厳しく制限された。
藩主寺沢広高は、「この中に自分が愛してやまない松が七本だけある」と言ったというが、これは領民に、
(伐採しようとする松の木が、もしもその藩主寵愛の七本のどれかだったら自分の死罪だけにとどまらず、一族郎党に類が及ぶ・・・)
などと思わせ、みだりに伐採などさせないようにしたそうだ。
「お待たせいたしました、バーガーです」
手渡された紙袋は、出来立てだから暖かい。
さっそく、車のなかで食べることにした。
バンズがたしかに売り文句の「パリッ&ふわっ」とした歯触りがして、あとはレタスとハンバーグのシンプルな具材だが、辛みと酸味のある特製ソースとでパクパク食べれた。
一気に食べたのでなんだが、大好きなオニオンがはいっていなかったような気がする。
もう、ひとつ食べたくなったがそれをグッと押さえ込む。
ファーストフード時代以前からのシンプルなバーガー好きのわたしには、なかなかのものであった。
福岡から呼子や佐世保あたりへドライブするときのランチにうってつけだろう。
博多から、玄界灘に沿った国道で唐津に向かった。
大型の台風が接近していて、時折雨が吹きつけるように降ってくるがすぐに息をつくように熄んで、今のところなんとかだいじょうぶだ。
佐賀と福岡には、あと数時間で最接近するという。すこし、ヤバいぞと思う。
「虹の松原」の道にはいった。国道202号で松原の真ん中を貫いている。
唐津湾沿岸に広がるこの松原は日本三大松原のひとつだ。特別名勝に指定され、「日本の白砂青松百選」などにも選ばれている。
玄海国定公園の一部であり、その長さ約五キロにわたり弧状にクロマツの林が続く。その松林の長さから、昔は「二里松原」と呼ばれていたそうで、後に明治になって「虹の松原」と呼ばれる語源とも言われている。
おっ、あった・・・あれだ。
看板が出ていた。
からつバーガーは移動販売のシステムであるが、虹の松原では常駐のように同じところで年中売られているのだ。なんでもここが「からつバーガー本店」とのことである。
なかなか可愛い販売車である。
駐車場のあいているスペースに車をとめて、販売車に歩く。
車内には二人がいてバーガーをつくり、外にいる女性が客から注文を受けている。
旅では運転に危険な眠気防止もあるが、「あっ、これも食べてみたい」というのが突然あらわれるのでガッチリ満腹しないほうがよろしい。
メニューをみて、一番安いバーガーを注文して代金を支払い、持ってきてくれるそうなので、車のところにもどり一服して待つことにした。
混んでいるときには、注文時に自分の車のナンバーを教えておくそうである。
駐車場のような広場にとまっている車はいずれも九州ナンバーである。
この松原は、唐津藩の藩主「寺沢広高」が新田開発のための防風林、防砂林として十七世紀のはじめに植樹したものである。
松原の維持管理のために、許可なき伐採は死罪(禁伐の掟)、燃料としての落葉の採取も厳しく制限された。
藩主寺沢広高は、「この中に自分が愛してやまない松が七本だけある」と言ったというが、これは領民に、
(伐採しようとする松の木が、もしもその藩主寵愛の七本のどれかだったら自分の死罪だけにとどまらず、一族郎党に類が及ぶ・・・)
などと思わせ、みだりに伐採などさせないようにしたそうだ。
「お待たせいたしました、バーガーです」
手渡された紙袋は、出来立てだから暖かい。
さっそく、車のなかで食べることにした。
バンズがたしかに売り文句の「パリッ&ふわっ」とした歯触りがして、あとはレタスとハンバーグのシンプルな具材だが、辛みと酸味のある特製ソースとでパクパク食べれた。
一気に食べたのでなんだが、大好きなオニオンがはいっていなかったような気がする。
もう、ひとつ食べたくなったがそれをグッと押さえ込む。
ファーストフード時代以前からのシンプルなバーガー好きのわたしには、なかなかのものであった。
福岡から呼子や佐世保あたりへドライブするときのランチにうってつけだろう。
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