温泉クンの旅日記

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ねぶたの家 ワ・ラッセ(3)

2014-01-05 | ぶらり・フォト・エッセイ
  <ねぶたの家 ワ・ラッセ(3)>

「ワ・ラッセ」の横にある広場の端に灰皿をみつけ、付近の地図を眺めながら一服する。



 ねぶたの迫力がもたらした興奮状態が醒めていくにつれ、なんとなく今日を振り返ってしまう。

 十三湖でしじみラーメンを食べてからは、とにかく走りでがあった。
 ナビが、お得意の、店も自販機もまったくない寂しい山越えの嫌がらせのようなルートを選択したせいかもしれない。実際には一時間半くらいなのだが、津軽半島を山越えで横断した路は、対向車も滅多にこないつまらなさだったのでたっぷり二時間くらい掛かった気分である。

 ただ、暇なドライブ中に明日の昼メシをじっくりと考えることができた。
 夜は呑めればいいやという酒呑みだから、昼メシは旅の楽しみのひとつである。食は旅の記憶に直結するので大事にしたい。

 津軽そば、しじみラーメンとこの二日間の昼食はあっさりめである。元気がでるものを食べたい。そういえば、青森県はニンニクが特産の地であったな。
 よし。浅虫温泉を出たら真っ直ぐに田子町に向かい、食堂をみつけて田子町特産のニンニクを使った料理を食べることに決めた。なんならラーメンに田子町のニンニクを大量に投入したものでもいい。回り道だが、楽しみができた。



 ようやく到着した新青森駅で土産物を購入したりして一息入れてからここまで来たのだ。
 土産は弘前駅で試しにバラでひとつだけ買って食べた、出来立ての熱い「パティシエのりんごスティック」が美味しかったのでそれの箱入りを入手した。

 

 新青森駅からワ・ラッセのある青森駅までは十五分とかからない近さである。

 さて、まだ浅虫温泉に向かうにはちょっと早い。
 青森駅裏の岸壁に繋留されている青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸は歩いてもそんなに遠くない。
1964年から連絡船が廃止される1988年ぎりぎりまで就役していた、ほぼ往時のまま利用して展示したものである。興味はかなりある。



(行ってみようか・・・どうしようか)
 でも、温泉にも早くはいりたいし・・・な。
 ゆっくり見学するほどのゆとりと時間が今日はないので次回に持ち越し、ワ・ラッセの隣にある「A-FACTORY(エー・ファクトリー)」で時間を潰すことにきめた。



 デザインの洒落た建物のなかは、とても天井が高く奥行きがある。



 なかにはシードル(林檎酒)の工房があったり、青森の名物や食材、雑貨などの店舗が並ぶ。



 飲食ができるところもいくつかあるようだ。



 運転がなければシードルを味わってみたいのだが・・・。さあて、そろそろいくか。ゆっくりみて廻っているうちに、浅虫温泉に移動する時間になった。

 ところでねぶたの掛け声「ラッセラー」とは、昔ろうそくで明かりを灯していたので、ろうそくや運行者たちに配る酒代をください、という掛け声「だせ! いっぱいだせ! だせ!」に節と訛りがついて変化したそうである。
 祭りに酒はつきもので、なんとなくなるほどと腑に落ちる。


  →「ねぶたの家 ワ・ラッセ(1)」の記事はこちら
  →「ねぶたの家 ワ・ラッセ(2)」の記事はこちら
  →「津軽そば」の記事はこちら
  →「十三湖しじみらーめん」の記事はこちら
  →「田子町、ガーリックランチ」の記事はこちら
  →「浅虫温泉」の記事はこちら

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