温泉クンの旅日記

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鶴岡ラーメン

2012-08-22 | 食べある記
  <鶴岡ラーメン>

 福島の玉子湯を出発、山形県の日本海側の酒田に向かっていて、いまは鶴岡あたりを走行中だ。
 そろそろ昼どきである。
 大きな看板に「いろは」と書いてある食堂をみつけ、ためらうことなく駐車場に車を乗り入れた。





 店内に一歩入ってみると、驚くほど天井が高くそして広い店だった。
 席に座って、しばらくしても誰も注文を取りにこない。それにメニューも卓にはない。



 あとから入ってきた二人連れをみていると、ひとりは給茶機だか給水機に歩み寄り、もうひとりが厨房前のレジのほうへ行って注文している。あとはテーブルにもどって待機する。
 どうやら、この店はセミセルフのスタイルのようである。
 席に煙草とライターと車のキーを置いて、厨房に向かう。厨房のなかでは六人ほどが忙しく立ち働いていた。



(あれれ・・・麺類メインのメニューだぞ!)
 食堂というから、定食類もあると思って入ったのだがどうやら違うらしい。
 カレーライスと丼はあるようだが、まあ、いいか。無難に中華そばにしておこう。みると、なんと中華そばには小もあるようである。きっと、一番人気なのかもしれない。

 中華そばをひとつと、シブい声でレジで注文するとテーブル番号を聞かれたので、慌ててあたふたと振返って卓のうえに置かれた数字を確認して申告して代金を支払った。
 冷水の入ったコップを持って卓に戻る。煙草はオッケーな店らしいので、一服する。



 注文した中華そばがテーブルに到着。
 スープは魚介系で、身体にやさしい感じである。チャーシューが大きい。


 麺は自家製なのだろう、なよなよした腰で食感はインスタントの乾麺を思わせるが悪くない味である。
 トータルの味わいで、なんとなく元祖十文字中華そばを思い出す。

 あら・・・。
 そろそろいつもだと食べ終わるころだが、なんとまだ麺は半分くらい残っている。
(そうか! そうだった。ここって山形県だもんなあ)



 山形は盛りがいいのである。とくに蕎麦は、天童で板蕎麦の大盛りを頼んで半分残しをした苦い経験もあった。だからきっとラーメンでも、通常の麺玉ひとつより多いのだ。
 メニューの中華そばの小があった時点で気がつくべきだった。
 しかし、大盛りではない普通のラーメンを食べきれないでどうする。よし、気合をいれて猛然とダッシュをかけて啜りこむ。

 よっしゃあ、やった。なんとか食べきったぞ。ラーメン一杯で、腹いっぱいになってしまった。
 もし次回の再訪があったとしたら、格好悪いが「小」にしようかな・・・。


  →「続・玉子湯」の記事はこちら
  →「元祖十文字中華そば」の記事はこちら


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