夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

2012年12月 保戸野窯  その2

2013-01-08 06:49:09 | 陶磁器
大晦日の日に鷹巣へ向かう途中で夕刻、国道7号線沿いの鷹巣の道の駅にある大太鼓の館の寄ってみることに急遽しました。
17時を回りかけていたので、もう開館していないだろうと行ってみると、なにやらテレビ局が来ている模様。
そういえば元旦早々に綴子の大太鼓を放映すると予告してような気がします。案の定、リハーサルの真っ最中です。地元の強みで中に入ってリハーサルを鑑賞・・、ラッキー

綴子に関係のある俳優さんは「高橋克典」、お父さんが綴子出身らしいです。昨日夜、NHKで放映されました。お父上は特攻隊あがりから学校の先生で人望があったとか・・。まったく鷹巣の義父と同じ・・。

北秋田の雪の景色はこちらのブログも参考にしてください。とにもかくにも雪道の車の運転には気を使います。

保戸野窯の盃の種類は私が覚えているので4種類かと思います。



まずは木葉天目、この盃の製作技法はは木葉天目茶碗で紹介したとおりです。



お酒にまるで木葉が浮いたようになり、その楽しさは他の木葉天目の追随を許しません。

そして均窯の盃です。この紋様と発色の素晴らしさは近年の中国陶磁器にはありません。



油滴はやはりその紋様の面白さが命題です。輪花にかたちどった美しさがさらに酒を飲む楽しさを深くします。以前に竣工記念に関係者に配ったことがありましたがたいへん好評でした。最初は金杯と思われいた方も箱の中身を見て驚いたそうです。



配った盃とペアにしたのが辰砂の盃です。



この深みのある赤は心を惹き付けられます。今の中国にはこのような一連の陶磁器を焼ける技術はもうありません。深みというものがないのです。



この辰砂の釉薬の作品は素晴らしいです。他の作品には次のようなものがあります。



水注とグラスなども面白いです。



水注ぎの作品はまだいくつか先生の手元に残っているようでした。



先生はお酒が大好きですから、酒の器にもいいものがあるのかもしれません。



どうせ酒を飲むならいい器で飲みたいものです。



花入にもいいものがあります。



私の手元には均窯と油滴があります。



保戸野窯の良さを一人でも多くの方々に知っていただけたらと思います。





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