帰省に際していつものように秋田市内の保戸野窯によってきました。タクシーを待たせての電車乗り継ぎの間の短い会話ですが、平野先生はお元気でした。
個展でだいぶ作品が売れたようで新たに製作した作品以外に古くからあった作品も売り切ったという感じです。いつもながら納得しないと売らないので寡作な陶芸家です。
「なにか作品はないの?」と聞くと「見せれるようなものはない」というケンモホロロ・・。冒頭の写真は製作中の煎茶碗です。これもまた小粋な碗です。
仕方がないので窯談義・・、先生の窯はガス窯と電気窯がありますが、復活後は電気窯オンリーのようです。だいぶ古くなったので窯を変えなくてはならないらしいです。中古でもいいらしいのですが、目下物色中のようです。
なにも写真を撮らずに帰るのも癪なので「本当に何もないの?」と改めて聞くと、ようやくこんなのがあるけど、揃い物から外れたもので、少し気に入らないところがあるらしい作品を出してきました。
前回紹介したものと同じですが、土が違うようです。「竹節向付」ですが家内は小服茶碗に使っています。
個展でも完売したらしいです。完売といっても幾つ作ったのやら??
釉薬が乗り切っていないところなど売りものにはならないらしいです。素人にはわからないものですが、このようなものを売っては保戸野窯としては沽券にかかわるものらしいです。
そこでいつものように「もらっていっていいですか?」と聞くと「いいですよ、でも出来損ないのほうが味があっていいとはブログに書かれると問題だよな。」とのこと、ごもっとも。
釉薬の垂れたグラスやお茶碗を褒めた称えても先生としては面白くないらしい。でも私の周囲では私のみならず評判がいいのです。
私はいつものようにそんな半端物が好きなのだからしょうがありませんね。
帰り際も先生の作品棚から見たこともない花瓶を見つけて「これは?」と質問・・。
どうもずいぶん前にもうひとつ小さな電気窯があって、かなり高温で焼いていたらしい。そのときに出来上がった作品群のひとつとのこと。いくつか出来た作品はすべて個展で売れてしまい、今はこの一作品だけとのことです。
すぐまた出来ると思ってたようですが、二度と出来ていないので見本として残しているようです。技法としては難しくなく、釉薬と温度によって焼成できるとのこと。さすがにこの作品は持ち帰ることは出来ませんでした。
近日中にこの釉薬の作品が欲しい旨を伝えて保戸野窯を後にしました。
保戸野窯には遠くから夫婦で来られて、その場で水注を買われた方も最近おられるようです。
皆様も窯を訪ねていかれたら面白いと思います。ただ電話してから出かけてください。まったく作品のないときがありますから・・。
今回はこれだけ紹介作品が少ないので、帰省後自宅にある花入れや盃を紹介します。
個展でだいぶ作品が売れたようで新たに製作した作品以外に古くからあった作品も売り切ったという感じです。いつもながら納得しないと売らないので寡作な陶芸家です。
「なにか作品はないの?」と聞くと「見せれるようなものはない」というケンモホロロ・・。冒頭の写真は製作中の煎茶碗です。これもまた小粋な碗です。
仕方がないので窯談義・・、先生の窯はガス窯と電気窯がありますが、復活後は電気窯オンリーのようです。だいぶ古くなったので窯を変えなくてはならないらしいです。中古でもいいらしいのですが、目下物色中のようです。
なにも写真を撮らずに帰るのも癪なので「本当に何もないの?」と改めて聞くと、ようやくこんなのがあるけど、揃い物から外れたもので、少し気に入らないところがあるらしい作品を出してきました。
前回紹介したものと同じですが、土が違うようです。「竹節向付」ですが家内は小服茶碗に使っています。
個展でも完売したらしいです。完売といっても幾つ作ったのやら??
釉薬が乗り切っていないところなど売りものにはならないらしいです。素人にはわからないものですが、このようなものを売っては保戸野窯としては沽券にかかわるものらしいです。
そこでいつものように「もらっていっていいですか?」と聞くと「いいですよ、でも出来損ないのほうが味があっていいとはブログに書かれると問題だよな。」とのこと、ごもっとも。
釉薬の垂れたグラスやお茶碗を褒めた称えても先生としては面白くないらしい。でも私の周囲では私のみならず評判がいいのです。
私はいつものようにそんな半端物が好きなのだからしょうがありませんね。
帰り際も先生の作品棚から見たこともない花瓶を見つけて「これは?」と質問・・。
どうもずいぶん前にもうひとつ小さな電気窯があって、かなり高温で焼いていたらしい。そのときに出来上がった作品群のひとつとのこと。いくつか出来た作品はすべて個展で売れてしまい、今はこの一作品だけとのことです。
すぐまた出来ると思ってたようですが、二度と出来ていないので見本として残しているようです。技法としては難しくなく、釉薬と温度によって焼成できるとのこと。さすがにこの作品は持ち帰ることは出来ませんでした。
近日中にこの釉薬の作品が欲しい旨を伝えて保戸野窯を後にしました。
保戸野窯には遠くから夫婦で来られて、その場で水注を買われた方も最近おられるようです。
皆様も窯を訪ねていかれたら面白いと思います。ただ電話してから出かけてください。まったく作品のないときがありますから・・。
今回はこれだけ紹介作品が少ないので、帰省後自宅にある花入れや盃を紹介します。