夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

鯉 その3 福田豊四郎筆 その96 昭和30年(1955年)頃

2019-02-20 00:01:00 | 日本画
先週末は幼稚園で作った作品の発表会でした。その週の初めから「あと何回寝たら行くの?」と楽しみにしていたようです。見てもらうのが楽しくてしょうがないのか、親子三人で幼稚園に行くのが楽しいのか、帰りに食事をして帰るのが楽しいのかわかりませんが・・・。



さて本日の作品紹介ですが、福田豊四郎の鯉を題材にした作品は今回の紹介で三作品目となります。本日は他の二作品も紹介しながらの作品紹介といたしました。

鯉 その3 福田豊四郎筆 その96 昭和30年(1955年)頃
P8号 紙本着色額装 共シール
全体サイズ:縦517*横637 画サイズ:縦332*横445



福田豊四郎の醍醐味は故郷を描いた作例のノスタルジックな趣の作品にありますが、富士や鯉を描いた作品にも独特の品格があり魅力的です。



このような作品を壁に飾ったり、節句に飾ったりしてみるのもリッチでいいものです。



絵をじっくり飾って観るのはいいことです。現代画や抽象画、たとえ印刷やコピーでもいいのです。最初は絵を愉しんで自分の好みを確立することがいいのでしょう。



最初から好みもないのに真贋にばかりこだわったり、たいして面白くもない美人画や浮世絵に迷ったりするより、一番大切なのは自分の美意識、美的感覚を確立することが大切なことだと思います。私の好みは恋、もとい鯉。



*なおちなみに当方の福田豊四郎の作品は記述内容に説明がない限りすべて真作です。



最近インターネットオークションで福田豊四郎の作品と称して程度の低い紛い物(贋作)が出品されていますので、落款や印章は当方のブログの記事を参考にしてそれらの騙されにようにしてください。



福田豊四郎氏が描いた鯉の作品は本日紹介した作品で「その3」となります。他の二作品とは落款などの多少の違いから少し時期のずれての作例もあるようです。

福田豊四郎筆 鯉 その1 昭和25年頃の作



この作品は以前に紹介したように当家の長男の誕生の際してお祝いに描いた頂いた作品です。



表具は祖父が依頼して誂えてものでしょう。今ではこのような表具は数十万を超えるものです。



福田豊四郎筆 鯉 その2 昭和30年頃の作



前の所有者が額を拵えたものです。ともかく作品全体が重い!



作品は表具に、額装に大いに楽しむべきものです。集めただけの骨董蒐集は面白味の半分も味わっていないことになりましょう。



年末年始の蒐集で福田豊四郎の作品は下記の三点が集まりました。



作品数も百点を超えそうです。数だけなら一部の美術館を除き他にない蒐集ですが、やはり量より質の向上を図っていきたいものです。



ただこれらの作品を超える作品の入手・・・、なかなか難しいかもしれません。



我が郷里の画家「福田豊四郎」の作品・・・。



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