抹茶が好きな息子ですが、麺類も大好きでよく家族でラーメンやら蕎麦屋に行きます。意外に箸の使い方がうまく、ろくに教えもしないのに使えるようになりました。
ただ多少面倒になると両手使い
さて本日紹介する作品は男の隠れ家にて復活した作品です。
当方が40歳の頃、亡くなった家内の実家がリンゴ台風で屋根が飛ばされました。飛ばされた屋根の補修に際して、亡くなった義父が天井裏から箱を取り出し、その箱から掛け軸が多数出てきました。その中からこれといった作品を屋根同様に改装して遺しましたが、本日紹介する作品はその作品のひとつです。
茶 伝大綱宗彦書
紙本書 絹装軸装 合箱
全体サイズ:縦1165*横478 書サイズ:縦299*縦443
本来は茶掛として茶室に掛けるところ、展示室の階段前のスペースの掛けてみました。
大網宗彦の書はたくさん書いたのでしょう。あちこちで見かけますね。
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大綱宗彦:安永元年(1772)〜安政7年(1860) 享年89歳。6歳で黄梅院に入室、融谷宗通に師事。臨済宗の僧で大徳寺435世住持。同寺塔頭黄梅院第14世住職。京都の人、法諱大綱(たいこう)。道号宗彦(そうげん)、号空華室・昨夢・向春庵。和歌、茶の湯をよくして道歌墨蹟を多数のこす。裏千家十一代玄々斎宗室・表千家十代吸江斎宗左・武者小路千家七代以心斎宗守・松村宗悦らと交わる。永楽保全の参禅の師。
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さてなんと読むのでしょうか? 箱の中には以前にどなたかに読みを依頼して書いて頂いた書付があります。
歌は「かな」にては「茶 しづかなる よよたのしみて あよつした いづこににるも うぢのくわかくさ」となり、
漢字入りで 「茶 志川かなる 世代たのしみて あまつした 何国耳爾るも 宇治乃若草」となるようです。
大綱の作品は茶の席の掛け物として重宝されますが、ただ贋作がそれ相応にありますので注意を要します。本作品のように茶の席に最適な歌のものに贋作が多いのですが、本作品は真作についての真贋はよく解っていません。
*表具の痛みがひどいので平成5年頃に改装しています。
真贋はともかく、いずれにしろリンゴ台風の被害にも失うことなく我が郷里の旧家に伝わる貴重品ですので大切にし後世に遺しておきましょう。
ただ多少面倒になると両手使い
さて本日紹介する作品は男の隠れ家にて復活した作品です。
当方が40歳の頃、亡くなった家内の実家がリンゴ台風で屋根が飛ばされました。飛ばされた屋根の補修に際して、亡くなった義父が天井裏から箱を取り出し、その箱から掛け軸が多数出てきました。その中からこれといった作品を屋根同様に改装して遺しましたが、本日紹介する作品はその作品のひとつです。
茶 伝大綱宗彦書
紙本書 絹装軸装 合箱
全体サイズ:縦1165*横478 書サイズ:縦299*縦443
本来は茶掛として茶室に掛けるところ、展示室の階段前のスペースの掛けてみました。
大網宗彦の書はたくさん書いたのでしょう。あちこちで見かけますね。
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大綱宗彦:安永元年(1772)〜安政7年(1860) 享年89歳。6歳で黄梅院に入室、融谷宗通に師事。臨済宗の僧で大徳寺435世住持。同寺塔頭黄梅院第14世住職。京都の人、法諱大綱(たいこう)。道号宗彦(そうげん)、号空華室・昨夢・向春庵。和歌、茶の湯をよくして道歌墨蹟を多数のこす。裏千家十一代玄々斎宗室・表千家十代吸江斎宗左・武者小路千家七代以心斎宗守・松村宗悦らと交わる。永楽保全の参禅の師。
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さてなんと読むのでしょうか? 箱の中には以前にどなたかに読みを依頼して書いて頂いた書付があります。
歌は「かな」にては「茶 しづかなる よよたのしみて あよつした いづこににるも うぢのくわかくさ」となり、
漢字入りで 「茶 志川かなる 世代たのしみて あまつした 何国耳爾るも 宇治乃若草」となるようです。
大綱の作品は茶の席の掛け物として重宝されますが、ただ贋作がそれ相応にありますので注意を要します。本作品のように茶の席に最適な歌のものに贋作が多いのですが、本作品は真作についての真贋はよく解っていません。
*表具の痛みがひどいので平成5年頃に改装しています。
真贋はともかく、いずれにしろリンゴ台風の被害にも失うことなく我が郷里の旧家に伝わる貴重品ですので大切にし後世に遺しておきましょう。